「介護施設に入居しないなら、名義を譲渡して」78歳女性が計950万円だまし取られる

京都府警舞鶴署

 京都府警舞鶴署は2日、京都府舞鶴市内の女性(78)が介護施設の名義譲渡を名目に現金950万円をだまし取られたと発表した。特殊詐欺事件として捜査している。

 同署によると、4月13日に介護施設運営会社を名乗る男から電話で「介護施設の入居者の中に名前がある。入居しないなら名義を譲渡してほしい」と伝えられた。その後「名義抹消手続きに250万円貸してほしい」と言われ、現金250万円を指定された東京都内の住所に宅配便で送付した。

 また19~24日までの間に弁護士や金融庁職員を名乗る男に「名義を借りた男が拘置された。あなたも詐欺罪で起訴される可能性がある」などと言われ、都内の別の住所に現金700万円を送付したという。

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