新田義貞にちなみ矢放つ「鏑矢祭」 群馬・太田市

新田義貞の鎌倉攻めにちなんで子どもたちが一斉に矢を放つ「鏑矢祭」が、太田市の生品神社で開かれました。

鏑矢祭は、鎌倉時代の武将 新田義貞が1333年5月8日に、生品神社で鎌倉幕攻めを前に戦の行方を占うため矢を放ったとされる故事に由来するものです。

鏑矢保存会により毎年この日に開かれ、8日は地元、生品小の6年生31人が袴姿に鉢巻きをして出陣式に臨みました。

子どもたちが社殿の前に整列すると天下泰平などを願う祈りがささげられました。

そして保護者が見守る中、和太鼓の演奏に合わせて境内へと移動すると、「魚鱗の構え」と呼ばれる実際の戦場でも使われた陣形を作りました。

子どもたちは鎌倉の方角に向けて矢を放つと、続いて横に広がった「鶴翼の構え」と呼ばれる陣形でも矢を放ち勇ましい姿を披露しました。

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