秦野署・菩提駐在所が建て替え完了 太陽光パネル新設、居住性も向上

建て替えが終了し、開所式が行われた秦野署菩提駐在所=10日、秦野市菩提

 老朽化に伴う建て替え工事が行われていた秦野署菩提駐在所(神奈川県秦野市菩提)が完成し、10日に開所式と内覧会が行われた。

 2階建ての新たな駐在所は駐在員家族の居住スペースが拡大され、山岳救助隊の備品などが保管できるコミュニティールームや太陽光発電パネルが新設された。菩提や羽根、横野地区を担当する。

 開所式には警察関係者のほか周辺自治会役員らが出席。古山秀和署長は「さらに地域に根差し、愛される駐在所となるよう、さまざまな活動に取り組んでいく」とあいさつ。同駐在所勤務で山岳救助隊員も兼務する藤田泰裕巡査部長(39)は「住民に頼りにされる駐在所員になり、体感治安の向上に尽力する」などと決意表明した。

 同駐在所は1889年に大磯署曽屋分署菩提駐在所として設置。1979年に建てられた平屋の旧駐在所は昨年9月に取り壊された。

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