2人がけが 建物被害に停電も… 強風の影響で秋田県内の広い範囲に影響が

秋田朝日放送

秋田県内は16日夕方から風の強い状態が続きました。秋田市では強風の影響で2人がけがをしたほか、県内各地で強風による建物の被害や停電など様々な影響が出ました。

16日午後5時前の秋田市は発達した低気圧の影響で黒い雲が街を覆い強い風が吹きはじめていました。

16日午後5時ごろ秋田南中学校で部活のため外に出ていた男子生徒の頭に強風で飛んできたとみられる木の枝が当たりました。生徒は軽傷だということです。

17日にかほ市では午前6時前に最大瞬間風速26.9メートルを観測しました。強風のピークは朝の通勤通学の時間帯にも重なり、JRによりますと羽越線は運休や遅れが出ました。

被害は広範囲に及んでいます。横手市上内町の県道272号では午前11時20分ごろ高さ約12メートルのシダレヤナギの木が折れ車道に倒れました。そこに走行中のトラックが突っ込みましたがけがをした人はいません。現場は一時通行止めとなり交通への影響も出ました。

さらに、午後2時半ごろ秋田市泉地区では強風による漏電の影響のため519戸で停電が発生し信号機も止まりました。停電は発生から約1時間半後に解消されました。

県総合防災課によりますとこれまでに2人が軽いけがをしました。また、秋田市と男鹿市、潟上市などであわせて12件の住宅の被害が確認されています。

被害の詳しい状況を調べるため秋田地方気象台の職員が秋田市と男鹿市、潟上市で現地調査を行いました。1軒1軒住宅をまわり住民に当時の状況を聞き取りながら剥がれた屋根など住宅の被害状況を確認しました。

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