日本女子ソフトボールリーグ長崎大会開幕 地元出身選手が躍動 保育園児に教室も

【大和電機―Citrine】4回から登板して3回1/3を無安打無失点と好投した大和電機の大串(九州文化学園高出身)=とぎつ海と緑の運動公園

 ソフトボール女子の第57回日本リーグサファイアセクション第2節長崎大会第1日は17日、西彼時津町のとぎつ海と緑の運動公園で3試合が行われ、大和電機など6チームが熱戦を繰り広げた。
 第1試合は島原市出身の園田梨々香が所属する小泉病院と花王が対戦。園田は二塁手としてスタメン出場し、度重なる好守で会場を盛り上げた。結果は小泉病院が3-2で競り勝った。
 第2試合はサファイアセクション首位で長崎市出身の大串都未希、西海市出身の北川あいが所属する大和電機と長崎市出身の船山優果が所属するCitrineが対戦。四回から登板した大串が3回1/3を無安打無失点の好投を見せた大和電機が1-0で競り勝った。
 試合後、園田は「中学以来の長崎でのプレーは楽しかった」と充実した表情を浮かべ、大串も「いつも応援してくれる長崎の方々にプレーで元気を与えたい」と満足げだった。

子どもたちにソフトボールを教える船山(長崎市出身、左端)ら=時津保育所

 16日には大和電機、Citrineの選手10人が時津町の時津保育所を訪れ、ソフトボール教室を開催。園児らはスタンドに置いたボールを打つティー打撃などに挑戦した。初めてバットを持つ園児も多く、思い思いのフォームでフルスイング。鋭い打球が飛ぶと、選手たちは「ナイスバッティング」と歓声を上げて盛り上げた。教室に参加した中村太一ちゃん(5)は「楽しかった。またソフトボールをしたい」と笑顔を見せた。
 第2日は18日、同会場で3試合を実施。試合後にソフトボールクリニックも行われる予定。

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