【台湾】NTT—AT、サイクラフト傘下と協業契約[IT]

NTT—ATは16日、サイクラフトの日本子会社であるサイクラフト・ジャパンと協業契約を締結した(NTT—AT提供)

NTTグループの技術的中核企業、NTTアドバンステクノロジ(NTT—AT、東京都新宿区)は16日、台湾の人工知能(AI)技術を活用したサイバーセキュリティーサービスを提供する奥義智慧科技(サイクラフト)の日本子会社であるCyCraft Japan(サイクラフト・ジャパン、東京都千代田区)と同日に協業契約を締結したと発表した。NTT—ATはサイクラフトの代理店として日本の顧客に新たなサービスを提供する予定。NTT—ATが台湾系のセキュリティーベンダーと協業するのは初という。

両社は、台北市南港区の南港展覧館で開かれたサイバーセキュリティー関連のイベント「CYBERSEC 2024 台湾資安大会」において締結式典を開き、同契約を締結した。

NTT—ATの担当者は、同社は日本におけるサイクラフトの代理店として、「先進的な製品や技術、サイバー攻撃に対するさまざまなノウハウを活用していく」とした上で、近日中に日本の顧客に新たなサービスの提供を開始する予定だと明かした。

同担当者は、サイクラフトのソリューションについて、インシデント発生時に迅速な分析と対応が可能であるほか、企業の知的財産を狙うサイバー攻撃に強いと強調。NTT—ATの伊東匡代表取締役社長は、今回の契約により、「日本のお客さまにより安全で信頼性の高いサイバーセキュリティーソリューションを提供していきたい」と意気込みを示した。

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