中国の宇宙ステーションに20日余り滞在のゼブラフィッシュ4匹、体調良好

中国の宇宙ステーションに20日余り滞在しているゼブラフィッシュ4匹の体調は良好だという。

4匹のゼブラフィッシュとキンギョモを載せた小型の制御された生命生態実験モジュールが4月26日、有人宇宙船「神舟18号」から中国の宇宙ステーションの実験モジュール「問天」に送られ、軌道上での実験がおこなわれています。研究者によりますと、すでに20日余りが経過しましたが、4匹のゼブラフィッシュの状態は良好だということです。

宇宙飛行士はこの間、水サンプルの採取2回、餌箱の交換1回に成功し、ゼブラフィッシュが微小重力下で腹と背の逆泳ぎ、旋回運動、回転し輪を描いて泳ぐなど方向性行動で異常現象が現れたことに気づきました。

今後、科学者は送り返された水や魚卵などのサンプルを利用し、ゼブラフィッシュの宇宙空間運動行為の動画などとも結びつけて、宇宙環境が脊椎動物の成長、発育と行為に与える影響を研究すると同時に、密閉された宇宙空間内での生態系物質循環の研究にサポートを提供していくということです。(提供/CRI)

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