旧居留地周辺で「ロゲイニング」 豪発祥のスポーツ 地図とコンパス携えまち歩き 長崎

チェックポイントでQRコードにスマートフォンをかざす参加者=長崎市南山手町、市南山手レストハウス

 地図とコンパスを使い制限時間内にチェックポイントを巡って得点を競う「ロゲイニング」のイベントが18日、長崎市常盤町の長崎水辺の森公園を起点に開かれ、約40人が旧居留地エリアを中心にまち歩きを楽しんだ。
 ロゲイニングはオーストラリア発祥のまち巡りスポーツ。チェックポイントごとに獲得できる得点が異なるため、回る順番などの戦略が求められる。体験型観光コンテンツとして徳島県三好市などの市民団体が取り組んでおり、旧居留地エリアの魅力を発信しようと活動する長崎市の市民団体「55HUBs(ゴーゴーハブス)」(岩本諭代表)が初めて開いた。
 同市のほか、東京や福岡などから13組が参加。ポイントに掲示されたQRコードをスマートフォンのアプリで読み込むと得点が加算される仕組みで、参加者は3時間の制限時間内に50カ所のポイントのうち、高得点の所を目指して歩いた。
 「近隣住民から最短ルートを聞けたのが勝因」と語る長崎大2年の諸岡浩輔さん(19)らのチームが優勝。参加した長崎市の吉田雅美さん(41)は「今まで歩いたことがない路地など新たな発見があった」と笑顔で話した。

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