アームリング付き浮具に注意 水遊び「正しい向きで着用を」

誤った向きで浮具を着用し、うつぶせになってしまうイメージ=22日午後、東京都港区の国民生活センター

 多くの子どもが水遊びを楽しむ季節を前に、国民生活センターは22日、左右のアームリングと胸部の浮力体が一体になった浮具で事故が起きているとして、注意を呼びかけた。「正しい向きでの着用を」「浮具を着けても安心しないで」としている。

 昨年8月、屋外のレジャープールで遊んでいた3歳の男児がこの浮具を着用中に溺れ、一時心肺停止になったとの情報が同12月に寄せられた。胸側に着用する想定の浮力体を誤って背中側にくるように着けたため、うつぶせ状態から戻れなくなったと考えられるという。

 同じような仕様の海外製商品がインターネットで多数販売され、日本語の注意表示がないケースが確認されている。

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