「ウナギが参戦するならもう来ない」というアンチが増加?ウナギ・サヤカがEvo女を侵略し諏訪魔とのシングルマッチを要求!

22日、新木場1stRINGにて『Evolution新木場大会 #15』が開催。ウナギ・サヤカが平和なEvolutionに一石を投じた。

2023年3月に生え抜き選手3名とともに旗揚げしたEvolution(通称:Evo女)。全日本プロレスとは資本的な繋がりはないものの業務提携はしており、諏訪魔&石川修司がプロデューサー&コーチを務めて女子選手を育成してきた。
みっちりと基礎を固めてからデビューしたZONES、Chi Chiは全女時代から生きるベテランたちからも高い評価を受けており、デビュー1年目から他団体に引っ張りだこ。Chi Chiは数多の強豪を下して夏すみれから“Yシャツクイーン”の座を禅譲され、ZONESはセンダイガールズ主催の新人トーナメント『じゃじゃ馬トーナメント』で優勝を果たすなど新興団体にも関わらず女子プロレス界で確かな存在感を発揮している。

Evo女では、今年1月末を以て全日本プロレスを退団した石川修司がゼネラルマネージャー(GM)に就任。
石川GMの企画としてEvo女への参戦を希望する選手を募る公開オーディションが開催され、雫有希と花園桃花がレギュラー参戦。さらに、諏訪魔Pの肝いり企画として“エボ男”もスタートしており、なぜか男子マッチも増加傾向にある。

石川GMによる公開オーディションには、諏訪魔との因縁が深いウナギ・サヤカも参戦してEvo女を査定することを宣言していた。
しかし、審査員の1人でもあった諏訪魔に端から喧嘩腰で臨んだために当然落選。収まりが付かないウナギは今月6日のEvo女新木場大会に乗り込み、「お前(諏訪魔)はやってることがブレブレなんだよ!」と自身へのプロデューサー交代を要求。
Evo女にはウナギが必要ないと断じるChi Chiが反発して立ちはだかることとなり、Evo女にとっては初の“外敵”を迎撃へ向かった。

この日のメインイベントでは、Chi Chi&花園桃花vsウナギ・サヤカ&まなせゆうなのタッグマッチが実施。
Chi ChiがウナギからEvo女を守れるのかどうかがメインテーマの試合ではあるが、かつて東京女子プロレスで活躍したまなせ&ウナギのタッグ【ゆうなぎ】が約5年ぶりに復活したという側面も持つ試合だ。

Chi Chi&花園がゴングを待たずに奇襲をかけるが、まなせ&ウナギは余裕を持って迎撃し場外でボコボコに。2人でChi Chiの顔面を踏みつけ、観客からのブーイングに「聞こえないょ?」と煽ってさらにヘイトを引き出すなどのヒールぶりを見せる。
試合中盤までひたすらに袋叩きにされ続けたChi Chiはグロッキー状態に。花園が自由奔放な天真爛漫ファイトで2人を翻弄してチャンスを作り出すと、ド根性で復活してきたChi Chiがウナギに狙いを定めて吶喊。
互いに雄叫びを上げながらのエルボー合戦には場内が大きく沸き、Chi Chiはウナギの顔面をビッグブートで容赦なく蹴っ飛ばしてから必殺のバックドロップを狙う。しかし、これをまなせがカットしてバックフリップ。すかさずウナギがこれより我は修羅に入る!(※フロッグ・スプラッシュ)から城門突破(※ブレードランナー)を決めて3カウントを奪った。

試合後、マイクを取ったウナギは「おい、Chi Chi。これで分かったか?お前は確かに勢いがある。ただ、くぐり抜けてきた修羅場の数がちげーんだよ」と格の違いを見せつけるマイク。
続けて「次は諏訪魔だ!諏訪魔ァ!どこ行った?!」と諏訪魔をリングに召喚しようとするが、代わりに上がってきたのはZONES。

ZONESが「お前ごときに諏訪魔さんは出てきませぇ~ん!オイ、ウナギ・サヤカ。Evo女で1回勝ったくらいでEvo女に勝った気になってんじゃねーよ」と啖呵を切ると、ウナギは一度は渋りつつも「次勝ったら絶対に諏訪魔と組めよ?いいな?おい、ZONES、お前を査定してやるよ」と“査定マッチ”を受け入れる姿勢を見せた。

バックステージに戻ったウナギは、まなせとの久々のタッグを喜びつつも「他団体だろうが、自分のとこだろうが、やりたいことやるのがプロレスラーなんで。やれるもんなら阻止してみろよ」と傲岸不遜な態度で勝ち誇る。

一方、敗れたChi Chiは茫然自失といった様子で「受け入れがたいんですけど負けてしまって。今日、『ウナギさんが参戦するならもうEvo女に来ない』みたいなSNSの書き込みとか見てて。今日は私が絶対勝たないといけないなとすごく思って。私にかかってるなと思ってたんですけど、最後自分の力不足で負けてしまって、すごくやるせない気持ちでいっぱいです」と独白するかのように胸中を吐露した。

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