セブン、ファミマ、ローソンなど コンビニ“勢力分布”を可視化した「コンビニ勢力図」最新版が話題に

全国各地でのコンビニチェーンの勢力分布を可視化した「コンビニ勢力図」がSNS上で大きな注目を集めている

「『コンビニ勢力図』2022年版を作ってみた。
関東はセブン、中部はファミマ(元サークルK)が優勢。近畿の混戦ぶりや「北海道のアレ」も面白い。
3大チェーンの安心感も好きだけど、旅行や出張の時にはついついご当地チェーンを探してしまう。」

とこの勢力図を紹介したのは地図サイト「5656map」運営者のにゃんこそば@データ可視化さん(@ShinagawaJP)。

こちらが最新!2022年版のコンビニ勢力図

Yahoo!ロコに掲載された全国5万1千軒のコンビニの情報を収集し、市区町村ごとに店舗数が最も多いブランドで着色した勢力図を年々制作しているにゃんこそばさん。今年は生活圏に応じ一辺3.5kmの六角形ごとに最多のチェーンを表示したものや、闇夜の中にコンビニの所在地を光らせたものも発表し、地図マニア、統計マニアからも関心度はいや増すばかりだ。

生活圏に応じ一辺3.5kmの六角形ごとに最多のコンビニを表示したもの
闇夜にコンビニ所在地を光らせたもの

今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは

「ハロハロ好きなので…ミニストップもうちょっと頑張ってほしいです…」
「北海道ではセイコーマートが優勢です。店内調理の弁当&惣菜もあって道民から愛されてる感じです!」
「福島の檜枝岐あたりがコンビニ空白地帯になってますがあの辺り行った事がある人ならああ分かるわ・・って感じです」
「家の近所にもローカルチェーンのポプラ有ったけど(山口)ファミマが進出して来たらあっという間に駆逐されて殆どローソンになってしまったなぁ…。まぁ弁当のご飯大盛りは助かったけど他の品揃えはヤマザキストアみたいに貧弱だったから。」

などさまざまな感想が寄せられている。

にゃんこそばさんにお話を聞いた。

ーー今回、マップを製作されたご感想をお聞かせください。

にゃんこそば:2021年と同じような結果になるかな?と思いましたが、五島列島や中国地方でポプラがローソン系列に転換する地域があったり、細かい変化が印象的でした。

こちらは2021年度版

コンビニにはオリジナルの弁当や惣菜を売りにしたチェーンもあり、ブランド変更で失われるものも大きいのですが、「ローソン・ポプラ」では店内で炊いたご飯を盛り付ける「ポプ弁」が残るそうです。今後も愛されるお店であってほしいですね。

ーーこれまでの反響についてご感想をお聞かせください。

にゃんこそば:過去のネタをリメイクした形ですが、初めてご覧になった方を中心に多くの反響をいただき、コンビニが生活に根差しているのを実感しました。2021年版との違いに着目された方もいて、目の付け所が鋭いなぁ…と感じます。

◇ ◇

読者のみなさんは勢力図を見て思い当たることはあっただろうか。度重なる業界再編を経て寡占化されつつあるコンビニ業界だが、まだまだ地域ごとに大きな差異があるのが実情。今後もどのような変化が起こるのか注目していきたい。

なお、今回の話題を提供してくえたにゃんこそばさんは日頃、この他にも地図や位置情報をテーマに、数々の楽しい可視化作品を投稿している。ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。

にゃんこそば@データ可視化さん関連情報

Twitterアカウント:https://twitter.com/ShinagawaJP

5656map:https://www.5656map.jp/

(よろず~ニュース特約・中将タカノリ)

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