依願退職…注意した小学生がゲーム続けたと勘違い、学校職員が首を負傷させ「骨を折るぞ」職員にも事情が

学校職員を戒告、同日付で依願退職

 埼玉県教育委員会は12日、南部地区の公立小学校で会計年度任用(非常勤)職員の男性(33)が児童に傷害を負わせたとして戒告の懲戒処分としたと発表した。男性は同日付で依願退職した。

 同局小中学校人事課によると2022年11月、図書委員会の活動中にノートパソコンを使ってゲームをしていた児童に口頭で注意した。児童はゲームをやめたが男性は続けていると勘違いし、児童の服をつかんで腕で首を抱え込み、「鼻の骨を折るぞ」などと言った。児童は首に内出血を負った。

 男性は障害者雇用で感情のコントロールが苦手であり、児童の指導はせず、図書室の図書整理などの業務をしていた。男性は自ら教頭に報告し、校長から保護者に説明、謝罪した。

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