◆横浜DeNA1―3広島
横浜DeNAの平良が約2年ぶりとなる1軍のマウンドに戻ってきた。
初回、いきなり広島のマクブルームに3ランを許す。「やっぱり甘い球はヒットやホームランにされるとあらためて思った」と久しぶりの緊張感を味わった。
左翼席に運ばれたのはシンカー。1死一、二塁からゴロを打たせて併殺狙いだったが、「四球後でストライクを取りにいってしまった」。得意とする変化球は落ちなかった。対外試合になって初めて試したといい、「あの程度ではダメだと思い知らされた。もう少し考えて、ブルペンで想定しながらやっていきたい」と冷静に振り返った。
以降は追加点を与えない。三回は一走をけん制で刺す落ち着きぶりはさすがだ。「真っすぐは悪くなかった」と、開幕に向けて大きな一歩を刻んだのは間違いない。