夜空にランタンを放つイベント「星降るランタンナイト~日本一美しい星空に願いをこめて~」が2月18日夜、福井県大野市南六呂師の六呂師高原ミルク工房奥越前周辺で行われた。参加者は願い事を書いたランタン300個を放ち、夜空に無数のランタンが浮かぶ幻想的な光景に見とれた。
環境省の「星空日本一」に選ばれた同市南六呂師や大矢戸などの星空の美しさをPRし、観光客増加につなげようと実行委員会が企画、新型コロナウイルス禍で3年ぶりに開催した。同市が2023年度中に目指す米NPO法人の「星空保護区」認定への機運盛り上げにもつなげる。
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家族連れやカップルなど300組約千人が参加した。「元気でいられますように」「家族仲良く暮らせますように」「仕事でみんなを幸せにできますように」などと紙製のスカイランタンに書き午後7時過ぎ、合図とともに火をともして夜空に放った。参加者は写真を撮るなどして楽しんだ。会場周辺では、キャンドルを模したイルミネーションや花火の打ち上げもあった。
小雨がちらつき星は見えなかったが、岐阜県大垣市から家族と訪れた男子児童(8)は「幻想的な光景で感動した。いつか星も見に来たい」と話した。