イオンに吉野家も…日常生活に密着した優待が多い2月の権利確定銘柄

株主優待といえば3月、9月の権利確定が多い印象ですが、実は2月も人気の銘柄が多い月です。スーパーマーケット、百貨店、飲食店など、日常生活に密着した優待が多くあります。

いくつか見ていきましょう。


イオン(8267)

イオンオーナーズカードを、株主と家族に1枚ずつ発行し、買い物時に提示するとキャッシュバック制度の特典を受けられます。キャッシュバックは100株で3%、最大5,000株で7%で、半期100万円までのお買い上げ金額に対し有効です。また3年以上の長期保有者には、イオンギフトカードが進呈されます。こちらも、保有数に応じて金額が細かく設定されています。

イオン九州(2653)

保有100株で、5000円分のイオン系列で使える優待買物割引券(1枚100円分)、または3,000円分の自社オンライン通販「AE STORE」で使えるポイント、または全国のイオンで使えるイオンギフトカードが進呈されます。保有数により金額が細かく設定されています。更に『お客さま株主カード』を提示することで、全国のイオン内にある会員専用くつろぎスペース「イオンラウンジ」が利用できます。お近くに店舗がある方は有効に利用できます。

その他、イオン北海道(7512)、イオンファンタジー(4343)、イオンモール(8905)、イオンディライト(9787)なども人気ですので、興味がある方は個別に各社のサイトを閲覧いただくと、詳しい内容がお分かりいただけます。

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(3222)

マルエツグループ(マルエツ、カスミ、マックスバリューなど)で利用できる買い物券、またはお米や食品と交換できる優待内容です。保有100株で3,000円分の買い物券(100円×30枚)が受け取れます。保有数5,000株まで、細かく内容が決まっています。

J.フロント リテイリング(3086)

大丸や松坂屋での買い物時に、10%割引で購入できるカードが受け取れます。利用限度額は100株で50万円までの買い物に適用できます。限度額は保有数4,000株まで、細かく設定されています。3年以上の長期保有者には別途更にお得な利用限度額(100株で150万円)が設定されています。

百貨店商品は高価なイメージがありますが、自分の好みのブランドが入店しているなどがあれば長期保有しておくと便利です。一部除外品もありますので、各社サイトを閲覧ください。

その他、髙島屋(8233)、松屋(8237)、近鉄百貨店(8244)も2月利益確定です。

吉野家ホールディングス(9861)

吉野家や、はなまるうどんを始めとした、グループ店舗で使える優待食事割引券が受け取れます。100株で2,000円分(500円×4枚)の割引内容です。200株で倍以上の5,000円分(500×10枚)受け取れるので、普段吉野家の店舗を利用される方は、2単元の購入はかなりメリットがありそうです。保有2,000株で最大12,000円分の割引券が進呈されます。

SFPホールディングス(3198)

「磯丸水産」「鳥良」など、グループ店舗で使える優待食事割引券が受け取れます。保有100株で4,000円分の割引内容です。保有1,000株で最大20,000円分の割引券が進呈されます。

クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)

「しゃぶ葉」などで使える優待食事割引券が、保有100株で2,000円分受け取れます。保有数9,000株で30,000円分の割引券、また1年以上の長期保有で最大8,000円分の割引券が追加進呈されます。


新型コロナウィルスが5月から5類に引き下げられることで、外食を控え気味だった雰囲気がやわらぐ事が予想されます。株主優待を廃止する企業が多い中で、こうした日常生活で使用できる株主優待は配当と合わせ、株主にとってはありがたい事です。

2月は3月に比べ、株主還元銘柄を選択出来ることも良い事と感じます。なお、2023年2月の権利確定日は2月28日(火)、権利付最終日(株主の権利を得ることができる、最終売買日)は2月24日(金)となります。

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