<ランチ>一期一会のもちもち生パスタ 旬の食材生かしたランチセットも 吉川のcafe feu

「ベーコン・新じゃが・半熟ドライトマトのパスタ~香草パン粉かけ~」

 半円状にくりぬいたような入口で立方体のモダンな建物が人目をひく「cafe feu」。吉川美南駅から徒歩6分の住宅街にあるヨーロッパスタイルのカフェレストランだ。

 都内のフレンチやイタリアンのレストランで腕を磨いたオーナーの霜降慶さん(48)が、本格的なイタリアン生パスタを堪能できる店としてオープンした。食材を生かした料理にこだわり、化学調味料は一切使わず、塩・こしょうなどのシンプルな味付け。「食材も旬のものを用い、多用するハーブも飾りではなく、食材を生かし全て食べてもらうために使う」と徹底している。

 ランチは、本日の生パスタにサラダとドリンク付きの日替わりメニュー(1200円)で、(A)トマトソースまたはオリーブオイル系か(B)クリームソース系かを選ぶ。

 この日のAメニューは、「ベーコン・新じゃが・半熟ドライトマトのパスタ~香草パン粉かけ~」。自家製半熟ドライトマトとベーコンをオリーブオイルで炒めてうまみを引き出し、塩のみのシンプルな味付け。香草パン粉をふりかけイタリアンぽさを引きたたせた。弾力のある生パスタにオリーブオイルをしっかり絡めて食すと、凝縮された食材のうまみともっちりした食感のハーモニーが楽しめる。

 トップブレンダー・内田智子氏が商品開発した希少な紅茶や、フレンチプレスコーヒーなど他店ではなかなか味わえない各種ドリンクも取りそろえている。

 【メモ】cafe feu 吉川市美南2の8の14(電話048.915.3494)。その他、手作りの「バスク風チーズケーキ」(550円)は一番人気のデザート。営業時間は午前11時~午後5時。日曜と月曜定休。座席数18席。駐車場無。

「ここでしか味わえない一期一会の料理を提供したい」と話す霜降慶さん

© 株式会社埼玉新聞社