トランクルームで生活する男 時代に追い詰められた閉塞感を描いたスリラー 「ストレージマン」公開決定

福岡インディペンデント映画祭2022でグランプリ、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022で観客賞に選ばれた短編映画「ストレージマン」が、2023年5月20日より劇場公開されることが決まった。

「ストレージマン」は、時代に追い詰められていく男の閉塞感を描いたスリラー。コロナショックのあおりを受け、勤めていた自動車工場から派遣切りにあった森下。再就職先も見つからないまま社宅を追い出されたあげく、妻・晶子の両親からは離婚を切り出されてしまう。娘の養育費を貯めようとアルバイトに奮闘する中、森下が見つけたのは妻とうり二つの女性・由美子が通うトランクルームだった。住む場所もなく、追い詰められていた森下は、そこで最低限の生活を始める。

トランクルームで生活する男・森下を演じ、本作のプロデューサーも務めるのは連下浩隆。その妻・晶子とうり二つ女性・由美子の一人二役を瀬戸かほが演じる。そのほか渡部直也、矢崎広、しじみ、渡辺裕之が脇を固める。エグゼクティブプロデューサー・脚本・監督は萬野達郎。上映2週目には、優生保護法に基づく強制不妊を描いた、萬野達郎監督の前作「Motherhood」の併映も予定されている。

【作品情報】
ストレージマン
2023年5月20日(土)より池袋シネマ・ロサほか全国順次公開
配給:MANTRIX PICTURES+Cinemago
(C)MANTRIX PICTURES

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