ホワイトソックスがアンドルスと再契約 二塁のレギュラーで起用か

日本時間2月20日、メジャーリーグ公式サイトでホワイトソックスを担当するスコット・マーキン記者が関係者から得た情報によると、ホワイトソックスは自軍からフリーエージェント(FA)となっていた34歳のベテラン遊撃手エルビス・アンドルスと1年300万ドルで再契約することで合意に至ったようだ。アンドルスは昨季途中にアスレチックスを解雇され、ティム・アンダーソンの故障離脱で遊撃手が必要となったホワイトソックスに加入。今季はそのアンダーソンと二遊間コンビを組むことになりそうだ。

アンドルスはメジャー14年目のシーズンとなった昨季、アスレチックスとホワイトソックスの2球団で合計149試合に出場して打率.249、17本塁打、58打点、18盗塁、OPS.707を記録。17本塁打はキャリアで2番目に多い数字であり、OPSを3年ぶりに7割台に乗せた。特にホワイトソックス加入後は43試合で打率.271、9本塁打、28打点、11盗塁(失敗0)、OPS.773の好成績をマーク。メジャー通算では1947試合に出場し、1997安打、打率.270、96本塁打、731打点、335盗塁、OPS.697を記録している。

アンドルスはレンジャーズ在籍時に8年1億2000万ドルの長期契約を結んでおり、昨季はそのラストイヤーだった。もともとはブレーブスに在籍していた選手で、マイナー時代の2007年7月にマーク・テシェイラを含む大型トレードでレンジャーズへ移籍。レンジャーズではメジャーデビューから9年連続20盗塁以上をマークするなど正遊撃手として活躍し、オールスター・ゲームに2度選出されたほか、ポストシーズンに4度進出し、ワールドシリーズの舞台も2度経験した(いずれも敗退)。

昨季はアンダーソンの代役として遊撃を守ったアンドルスだが、今季はアンダーソンが健康にプレーできる予定のため、アンドルスは正二塁手として起用される見込み。なお、アンドルスはメジャーで1度も遊撃以外のポジションを守った経験がなく、マイナーでも2005年に二塁を1試合(2イニング)守っただけである。新たなポジションに上手く適応できるか注目したい。

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