【宇都宮】8月に開業を予定している次世代型路面電車（LRT）について、市は開業と同時に市内の公共交通機関で実施している乗り継ぎ割引制度の対象に適用する方針を固めた。
LRTと他の公共交通を組み合わせた割引額は、郊外で運用されている地域内交通が200円、路線バスは100円。割引額は全額市が負担する。
市は独自に運用しているICカード「totra（トトラ）」を使えば、市内のどこから乗っても街なかまで500円以内で移動できる乗り継ぎ割引制度を実施している。これまでは路線バスや乗り合いタクシーなどの地域内交通が対象だった。
乗り継ぎ割引制度は、都市機能を集約したコンパクトなまちを公共交通でつなぐ「ネットワーク型コンパクトシティ（NCC）」の一環。市は将来、複数の公共交通を組み合わせて市内のどこまで行っても500円以内で移動できる仕組みも検討している。
