茂木保育園で親子がみそ造り 地元の大豆を使用

袋に入れた大豆を念入りにつぶす親子

 【茂木】小井戸の茂木保育園で18日、有機農家の手ほどきを受けて親子が寒仕込みのみそ造りを体験した。園児が種をまいて育てた大豆も使われた。

 同園は、給食に野菜を提供している林、農業松原努(まつばらつとむ)さん(53)の指導で昨年6月、小深の農家が代々、種採りを続ける「小深在来大豆」の種をプランターにまいて育てた。

 この日は園児らと松原さんがそれぞれ栽培した大豆、有機米の米こうじ、天日塩を使い、園児の親子9組20人が松原さんの指導でみそ約2.5キロを仕込んだ。

 煮た後、ビニール袋に入れた大豆を親子で念入りにつぶし、米こうじと塩を均一に混ぜ、たるに詰めた。つぶしたり混ぜたりする作業に、親子は楽しそうに取り組んでいた。

 園児の一人、小森蒼織(こもりあお)ちゃん(4)は「楽しかった」と笑顔を見せ、母智美(ともみ)さん(32)は「子どもとなかなかできない体験。勉強になった」と喜んでいた。

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