“爽快” 五島つばきマラソン 県内外から344人出場 沿道では住民が応援

五島市の冬の恒例イベント「五島つばきマラソン」が19日、3年ぶりに開かれた。フル、リレーの部で一斉にスタートする選手たち=五島市三井楽町

 新型コロナのため3年ぶりの開催となった五島市の冬の目玉イベント「第23回五島つばきマラソン」(実行委主催)が19日、五島市三井楽町の遣唐使ふるさと館を発着点に行われ、県内唯一のフルマラソンなどに県内外の344人が出場し、ゴールを目指した。
 大会は2001年に開幕。15年にフルを導入し、出場者は年々増え、20年は約700人が出場した。起伏の激しいコースだが、魚津ケ崎(ぎょうがさき)や映画のロケ地にもなった高崎海岸など海沿いの見どころがある。

沿道の応援に応えながら走る選手=五島市三井楽町

 地元をはじめ、北海道や鹿児島県など遠方のランナーも参加。フルに157人、ハーフに131人、4人1組で走るリレーに14チームが出場。思い思いのペースで健脚を競った。市民ボランティア約300人が給水所などで運営を支え、沿道では住民が拍手を送った。
 フルの男子のトップは、古澤孝治選手(五島市)で2時間47分18秒だった。ハーフ男子40歳~59歳で1位の八田敏郎さん(49)=新上五島町=は「風が強かったが景色を楽しむことができた」と話した。

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