EHangの空飛ぶクルマ「EH216」、日本での有人飛行実験に成功

EH216は、2023年2月17日に国土交通省の認可の下、大分県大分市の田ノ浦海岸で操縦士なしで2人の乗客をのせて飛行した。

EH216 AAV Completes Its Japan's First Passenger

搭乗した乗客の一人である、岡山県倉敷水島航空宇宙産業クラスター研究会(以下:MASC)の桐野浩司会長は、「今回の成功は、パイロットがいなくても空の美しさと楽しさを体験できる可能性を示した。EH216がより多くの都市で飛行・配備される将来を楽しみにしている」と述べた。

岡山県倉敷水島航空宇宙産業クラスター研究会会長・桐野浩司氏

EH216は、2022年7月の初めに大分市で日本初の2点間(ポイント・ツー・ポイント)の試験飛行を実施。日本でのUAM(アーバン・エア・モビリティ)の使用事例を大きく前進させた。EHang社にとって今回の有人飛行試験は新たなマイルストーンとなり、地域社会におけるUAMの認識と関心がさらに高まり、日本のUAM産業の発展が加速することが期待されるとしている。

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