BMW、4シリーズのグランクーペにオンライン専売のBEVモデル『BMW i4 eDrive35』を追加設定

 2022年2月に『BMW 4シリーズ・グランクーペ』をベースとして登場した電気自動車『BMW i4(アイフォー)』に、いつでもどこからでも購入可能なBMWオンライン・ストア専売グレードとして『BMW i4 eDrive35(アイフォー・イードライブ・サンゴー)』が追加設定され、2月15日より発売が開始されている。

 スポーティでエレガントなデザインとダイナミックな運動性能を持ちながら、4ドアの優れた機能性を高次元で融合した『BMW 4シリーズ・グランクーペ』には、これまでシリーズ初のBEVとして最高出力250kW(340PS)、最大トルク430Nmを発揮する電気モーターをリヤに搭載し、後輪を駆動する“eDrive40”と、前輪を駆動するモーターを追加した4輪駆動で、システムトータルでの最高出力が400kW(544PS)/最大トルク795Nmを発生する“M50”の2機種が用意されていた。

 そこに追加された今回の“eDrive35”は、最高出力210kW(286PS)、最大トルク400Nmを発揮する電気モーターをリヤに搭載した後輪駆動のエントリーグレード的位置付けとなり、ボディ床下に収納されているリチウムイオン電池は、容量199Ahで総エネルギー量が70.3kWh、一充電での走行可能距離は532km、交流電力量消費率は143Wh/kmを誇っている。

 その充電テクノロジーにも最新の規格が採用されており、普通充電と急速充電(CHAdeMO)の双方に対応。普通充電では自宅で6.4kWのBMWウォール・ボックス(200V/32A)を利用することにより、ひと晩(約15時間)で0%の状態から100%まで充電することが可能に。

 一方の急速充電(CHAdeMO)では、現在主流となっている90kW充電器の利用により、約40分で0%から約80%までの充電が完了する。

 そんな電動モデルとしての高い基本能力に加え、ドライバーが絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態にある限りにおいて、ステアリングから手を離しての走行が可能となるハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能や、高性能3眼カメラ&レーダーと高性能プロセッサーを用いたドライビング・アシスト・プロフェッショナルを標準装備。

 さらに標準装備となるパーキング・アシスタントには、時速35km以下で車両が直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバース・アシスト機能も採用されている。

 そのほか、車載通信モジュールによりドライバー、クルマ、そして取り巻く情報をITネットワークで繋ぐBMWコネクテッド・ドライブや、AI技術を活用することで、音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となるBMW Intelligent Personal Assistant(インテリジェント・パーソナル・アシスタント)に加え、Amazonが提供するクラウドベースの音声サービスAmazon Alexa(アマゾン・アレクサ)にも対応する。

 そんなBMW i4 eDrive35は前述のとおり、BMWオンライン・ストアのみでの販売で、価格は698万円(税込)となっている。納車は2023年3月以降の予定だ。

ボディ床下に収納されているリチウムイオン電池は、容量199Ahで総エネルギー量が70.3kWh、一充電での走行可能距離は532km、交流電力量消費率は143Wh/kmを誇っている
時速35km以下で車両が直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバース・アシスト機能も採用されている

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