明治安田に金融庁立ち入り検査へ 営業職員の着服、不祥事受け

 金融庁が、国内生命保険大手の明治安田生命保険に立ち入り検査に入る方針を固めたことが20日、分かった。同社は営業職員による着服などの不祥事を昨年公表しており、こうした職員への管理体制を中心に調べる。節税対策などに使われる中小企業の経営者向け保険の販売についても問題がないかどうか確認する。

 生保業界では、各社が営業職員による金銭詐取などの不正事案を相次いで公表。生命保険協会は17日、不正防止に向けた指針を発表しており、営業職員のリスク管理などが課題となっている。

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