チャンピオン牛が市役所に堂々と登場 うるま市の3頭、秋の全島闘牛大会で全階級制覇 沖縄

 【うるま】昨年11月の秋の全島闘牛大会でうるま市の闘牛組合の牛が全階級を制覇したとして、重量級の闘勢琥珀(とうせいこはく)=石川闘牛組合、中量級の柿乃花(かきのはな)ホワイトフェイス=具志川闘牛組合、軽量級の常勝会テスリ華梨(かりー)=具志川闘牛組合=のチャンピオン牛3頭が20日、うるま市役所を訪れ、大会での奮闘を報告した。中村正人市長は全島大会を振り返り「ものすごいいい試合で興奮した。今も脳裏に焼き付いている」と称賛した。
 午後4時ごろ、3頭は牛主らに引かれて市役所を堂々と練り歩き、王者の貫禄を見せつけた。3頭が現れると、待ち受けた闘牛関係者や市民から拍手が巻き起こった。
 市役所隣のスーパーに母と買い物に訪れた天願小5年の児童(11)は「本物の牛?」と驚き、市役所まで見に来たという。女性は「うるま市の牛が勝って誇らしい。闘牛がもっと栄えてほしい」と話した。

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