北村匠海が「風間公親-教場0-」に出演。シリーズ最大の謎“雨の屋上での惨劇”の真相が明らかに

北村匠海が、フジテレビ系で4月にスタートする連続ドラマ「風間公親-教場0-」(月曜午後9:00、開始日未定)に出演。刑事指導官・風間公親(木村拓哉)とバディを組む新人刑事・遠野章宏を演じることが分かった。

木村主演で2020年と21年に新春スペシャルドラマとしてオンエアされた「教場」。原作は、13年にミステリー界の話題を総ざらいした長岡弘樹氏の「教場」シリーズだ。警察小説の新境地として、シリーズ累計110万部突破のベストセラーとなっている。「風間公親-教場0-」は、主演・木村、脚本・君塚良一氏、演出・中江功氏のタッグで連ドラ化。警察学校の“教場”ではなく、キャリアの浅い若手刑事が突然、風間とバディを組まされ、実際の殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学ばせる育成システム“風間道場”という新たな舞台での、風間の姿を映し出す。風間が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代を描く。

北村が扮(ふん)する遠野は、警察学校時代の成績も優秀で、学校長自慢の生徒であり、校長直々の推薦で交番勤務から捜査一課の“風間道場”へと入ることに。子どもの頃から警察官になることを夢見ていた遠野は、その強い気持ちを持ち続け、ついに念願の刑事としての第一歩を踏み出せたことに喜びを感じ、指導官の風間に対しても屈託のない笑顔で話しかける。成績優秀な遠野は事件現場でも率先して動き、自分で考え、捜査をしていく。刑事としての基礎体力は劣るが、新人刑事とは思えないほど、的確な捜査方法で事件の答えへと近づいていく遠野の明晰(めいせき)な頭脳に周りの刑事は驚き、風間も「いい腕をもっている」と認めながらも、「君には欠けているものがある」と告げる。自分に何が欠けているのか理解できない遠野だったが、風間と向き合う時間の中で、気付かされていく。

そして、「教場Ⅱ」のラストシーンで描かれた、“雨の屋上での惨劇”がやって来る。土砂降りの夜、風間と遠野が追っていた犯人に襲われ、遠野は重傷、風間は犯人に千枚通しで右目を刺される。雨の中、血まみれの風間が「死ぬな!」と遠野の名を叫ぶ――。

風間と遠野がバディを組んで事件を捜査していく中で、なぜあの惨劇が生まれたのかが、「風間公親-教場0-」描かれる。「教場」シリーズでの“義眼の風間教官”が誕生したきっかけであり、シリーズ最大の謎である、風間を襲った犯人と事件の真相が、ついに明らかになる。

北村は今回の出演にあたり、「『教場Ⅱ』ではピンポイントの出演だったので、“これはいつかまた出るだろう”という予感がしていました。脚本を読んでいて、そして“いち教場ファン”として、『教場』という作品における風間のバックボーンは描かざるを得ないと僕は思っていたので、“来るぞ、来るぞ”と毎年思っていましたし、準備をしていた僕としては2年の歳月を経て、“ついに来たか”という感じでした」と期待を抱いていた様子。

また、木村との再共演に関しては、「僕ら世代にとって木村さんは、まさにテレビなどを通して、憧れている世代です。尊敬している方と現場で会ったとしても、あくまで仕事なので、浮かれた気持ちにはならないんですが、『教場Ⅱ』で初めて木村さんに会った時に、そういうのを通り越して『うわぁ、あの木村さんだ…』って、あの瞬間は子どもだった頃の自分に戻った気がしました。その後、犯人とのアクションシーンの確認をした後、リハーサルの一発目から完璧な流れで、なおかつ本気でやられていて、そのアクション部への信頼など、すべてがプロフェッショナルだなと思いました。あの時はピンポイントの撮影だったので、今回ガッツリ、バディとして共演させていただけるということで、僕はもうぶつけるだけだと思っていますし、僕の持っている球を投げ続けるしかないと思っています。ぶつかり稽古ですね(笑)」と気合十分だ。

放送に向けて、「今回あらためて僕自身が過去の遠野を演じさせていただける、あの時演じた自分のバトンを受け取らせてもらえるというのをすごくうれしく思いました。そして、この物語の行く先など、いろいろなことが気になっている視聴者の方にとって、今回の作品であらゆる点と点が線としてつながっていく感覚や、風間の風間たるゆえん、そういったものが描かれると思います。その横で、僕を含めいろんなキャラクターが色濃く、色濃く、味を出していると思いますので、皆さんに楽しんでいただければと思います」とメッセージを寄せている。

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