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西都市の妻南小(榎本浩之校長、454人)は17日、持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに古里の在り方について1年間考察してきた6年生85人の発表会を開催。地域での取材や資料分析、アンケートなどを通じてまとめた提言を地域住民らに訴えた。
児童たちは郷土理解を深める「さいと学」の一環として総合的な学習の時間を使い、SDGsの17の目標について学習。リサイクルや文化発信、人口減対策など個々のテーマについて市内外の行政、民間企業や文化団体などに取材し、課題を分析。解決に必要な取り組みを考えてきた。
同日は22グループが発表内容を掲示し、プレゼンテーション、質疑応答するポスターセッション形式で保護者や市内行政、学校関係者らに発表。水資源循環へ雨水タンク設置などを訴えた河野心希(ここの)さん(12)は「家での生活でも節水を心がけるようにしている。今後も大切に使いたい」と話していた。
発表を聞いた橋田和実市長は「食品ロスやごみを減らす取り組みなど市民への呼びかけに生かしたい」。榎本校長は「今回の学びを中学、高校での探求にもつなげてほしい」と願っていた。