1月のマーケットが終了してから三週間。そろそろ移籍した選手たちの成功と失敗が分かれてくるころだ。
今回は『90min』から「レアル・マドリーがこれまで行ってきた1月の補強で最も失敗した6名」をご紹介する。
6位:トーマス・グラヴェセン
加入時:2005年1月
加入元:エヴァートン
成績:34試合1ゴール
移籍金:340万ユーロ(およそ4.87億円)
グラヴェセンは、クロード・マケレレがチェルシーに去ったあとに空いた大きな穴を埋めるために獲得された。しかし無骨なファイターの彼はレアル・マドリーに馴染まず多くのイエローカードをコレクション。1年半後にセルティックへ移籍した。
5位:ルーカス・シウヴァ
加入時:2015年1月
加入元:クルゼイロ
成績:8試合0ゴール
移籍金:1300万ユーロ(およそ18.63億円)
若くして信じられないような高い評価を得たブラジル人MFルーカス・シウヴァ。国内リーグでの実績も確かだったが、レアル・マドリーでは424分しかプレーしていない。2017年にクルゼイロへ貸し出され、後に契約解除。グレミオへ完全移籍している。
4位:ゼ・ロベルト
加入時:1997年1月
加入元:ポルトゥゲーザ
成績:15試合0ゴール
移籍金:900万ユーロ(およそ12.89億円)
後にレヴァークーゼンとバイエルンでレジェンドになるブラジル代表の名レフティであるが、若くしてレアル・マドリーに加入した際には全くスペインに馴染めず半年で帰国。フィジカルを鍛え直してドイツに再挑戦したという。
3位:ロドリゴ・ファブリ
加入時:1998年1月
加入元:ポルトゥゲーザ
成績:0試合0ゴール
移籍金:90万ユーロ(およそ1.29億円)
ゼ・ロベルトの1年後に同じポルトゥゲーザからやってきたストライカー。ブラジル代表3試合に出場した有望選手だったが、5年間の所属で5回のローン移籍と全く戦力にならず。2003年にアトレティコ・マドリーへ移籍したが、そこでもノーゴールに終わった。
2位:アントニオ・カッサーノ
加入時:2006年1月
加入元:ローマ
成績:19試合2ゴール
移籍金:550万ユーロ(およそ7.88億円)
ローマでフランチェスコ・トッティの後継者と期待された悪童カッサーノ。カペッロ監督の誘いでレアル・マドリーへと加入し、デビュー戦でゴールを決めたものの、その後指揮官と衝突。太り過ぎでクラブから罰金を受けるなどして退団していった。
1位:ジュリアン・フォベール
加入時:2009年1月
加入元:ウェストハム・ユナイテッド
成績:2試合0ゴール
移籍金:ローン
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「TGV」の異名をとったフランスの快速アタッカー。当初から奇妙な移籍だと言われていたが、その通りわずか2試合しかプレーできず。しかも一度トレーニングを完全にすっぽかす事件を起こし、さらに試合中に目を閉じて寝ているような写真が大きな話題を集めた。