1月の航空貨物取扱量は26%減

香港空港管理局(AAHK)は2月19日、香港国際空港の2023年1月の利用統計を発表した。1月の旅客数は前年同月に比べ約28倍に増え延べ約210万人だった。離着陸数は同34・9%増の1万6215便だった。最も旅客が多かった日は1日に8000人以上で、これはコロナ禍以前の水準の約40%にあたるという。いずれの旅客も大幅に増えたが、中でも香港居民の利用が増加。東南アジア、日本との往来が最も顕著だった。1月に旅客が増加したのは1月後半の春節(旧正月)の旅客需要が多かったため。また、中国本土が検疫緩和によって海外旅行を再開したことも香港と本土の旅客数増加につながった。1月の航空貨物取扱量は同26・4%減の28万8000トン。世界経済の先行きが不透明なことが引き続き貨物取扱量に影響している。中国本土の工場が旧正月に一時休業したことにより輸出貨物は同33・0%、輸入貨物は同36・0%それぞれ減少した。貨物量全体では、減り幅が目立ったのは東南アジアと台湾、北米、欧州向け貨物だった。

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