乃木坂46【秋元真夏】の聖地が誕生 笑顔で一歩踏み出す”まなったん"に涙/岡山・奈義町、津山市

乃木坂46の秋元真夏さん(29)がグループ卒業を発表し、その”卒業センター曲”「僕たちのサヨナラ」のミュージックビデオ(MV)が17日から同グループ公式YouTubeで公開。ロケが岡山県奈義町と津山市で行なわれたこともあり、岡山県北に乃木坂46の「聖地」が誕生したと話題になっている。

秋元さんはグループ最後の1期生。愛称は、”まなったん”。あざとかわいい愛されキャラとして長年ファンから親しまれてきた。19年からはキャプテンも務め、最近ではメンバーの精神的支柱として活躍していた。

MVではサプライズで展示された約11年間のメンバーとの写真を一人眺め、結成当時からの思い出を振り返る。最後のシーンで4th「制服のマネキン」の衣装を身にまとい、自らシャッターを切って、笑顔で次の一歩を踏みだしていく”まなったん”の姿には、ファンならずとも涙が誘われる。監督はグループの初期から制作に携わる岡山県津山市出身の頃安祐良さん(38)。シングル曲に収録されているメンバーの個人PVや、卒業生の桜井玲香さんや高山一実さんのソロ曲なども手掛け、メンバーへの深い愛情を感じさせる描写が評判。

映像は奈義町現代美術館(岡山県奈義町豊沢)の常設展示室「太陽」からはじまり、同町関本の洋食レストラン「バロンセブン男爵」でクリームソーダとピザを楽しみ、JR美作滝尾駅(津山市堀坂)で因美線に乗車している様子も納められている。

頃安監督は「秋元さんの11年間の軌跡を描くためにぴったりな場所だった。懐かしくもどこか非現実的な世界観が表現できたことに感謝している」と話す。

18日には、雨にもかかわらず早朝から「聖地」を訪れるファンの姿が見られ、その一人である倉敷市真備町在住の小銭高鋭さん(42)は「初期から乃木坂を見守ってきた。卒業は寂しいが、岡山でMVを撮影してもらい嬉しい。本当にすごいこと。聖地巡礼スポットとしてにぎわってほしい」と話した。

秋元さんは、26日に行われる「乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE DAY 5~秋元真夏 卒業コンサート~」をもって卒業。楽曲は3月22日に発売される32枚目のシングル(タイトル未定)にも収録予定。

奈義現代美術館 常設展示室「太陽」≪遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体≫ 荒川修作+マドリン・ギンズ(岡山県奈義町豊沢)=2023年2月18日 午前11時30分

バロンセブン男爵(岡山県奈義町関本)=2023年2月18日 午後0時55分

JR美作滝尾駅(岡山県津山市堀坂)=2023年2月18日 午後2時10分

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