西彼杵高女子バレー部支援 寮整備費などに1億円超 西海市、新年度当初予算案

 西海市は20日、24日開会予定の定例市議会に提出する総額213億1千万円(前年度比1.8%減)の2023年度一般会計当初予算案など40件を発表。重点事業として、3月末に退任する九州文化学園高(佐世保市)女子バレーボール部の井上博明監督が、外部監督に就任する長崎県立西彼杵高(西海市)女子バレーボール部関連事業に1億700万円を計上した。
 同部の寮整備支援費として約1億円。同部を支援する団体に補助する。このため、寮整備・運営などの年間補助上限額を3千万円から1億円に引き上げる。
 ほかの重点事業では、救急医療体制の確立を図るため、特例診療所の開設支援費9千万円を計上した。
 歳入のうち市税は29億8千万円で前年度比0.8%増、地方交付税が75億円で同2.7%増。歳出は人件費が33億3千万円(前年度比3.4%増)、公債費23億6千万円(同8.1%増)など。借金に当たる市債残高は199億円、貯金に当たる基金残高は151億円になる見込み。
 また、総額3億1千万円を増額する本年度一般会計補正予算案も発表。補正後の一般会計総額は246億4千万円。
 市議会は20日、議会運営委を開き、定例会の会期を24日から3月20日までの25日間とすることを申し合わせた。


© 株式会社長崎新聞社