『モーニングショー』石原良純、ひき逃げ犯の“擁護発言”に視聴者から批判殺到「精神科医の意見ですらなく素人の説」

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2月20日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に、気象予報士でタレントの石原良純(61)がコメンテーターとして出演。ひき逃げ犯の心理について分析したものの、視聴者から「擁護」の指摘が上がっている。

問題となっているのは、17日に横浜市で発生したひき逃げ事件。容疑者の男は信号待ちのために停止していたバイクに後ろから追突。結果的にバイク2台と車3台が絡む玉突き事故となった。

しかし、運転席に座っていた男は、周囲の人から降りるよう促される中、制止を振り切って逃走。その後、警察の捜査で78歳の男が容疑者として浮上し、18日未明に逮捕されたが、容疑を否認しているとのこと。男は事故を起こしたあと、散髪に行ったと見られているが、「事故を起こした記憶はない」「(車の傷は)当て逃げされてできた」と話しているという。

番組では、交通事故鑑定人の中島博史氏の見解を紹介。中島氏によると、今回の事故は不注意で衝突を起こしてしまった可能性が高い一方、本当に「記憶がない」状態であれば認知症の可能性もあるとのこと。しかし、容疑者の車や車庫周辺に今回の事故以外の傷がないことから普段から認知症で不安定な運転をしていたとは考えにくく、やはり注意不足での追突が考えられるとのことだった。

中島氏の見解に対し良純は、「人間の精神状態ってどういうものなのかっていう話の方が聞きたかった」と明かしつつ、「事故は意図的に起こしたものではないですよね、多分」と指摘。その上で、容疑者は一見、冷静に逃走したように見えるものの、「これを認めてしまったら自分のいろいろなものが崩れてしまうから、『これはなかったことだ、こういうときには散髪に行くんだ』っていう、自分を守る意思っていうのが働くんじゃないのかな」と分析した。

さらに良純は、「事実に蓋をしてしまうっていう精神状態ってあるんじゃないと思うんですよね」と持論を展開。また、容疑者は散髪に行って帰宅したあと、駐車場のシャッターを閉めて外から車の様子を分からないようにしていたが、良純は「別に犯罪を隠避するわけじゃなくて、『これはなかった』っていうことくらいなんじゃないかな」と話していた。

しかし、この発言に視聴者からは、「犯罪者を擁護する良純」「石原良純のは精神科医の意見ですらなく素人の説だろ」「良純は、この手の話だとやたらと加害者擁護に回るよね…自分が被害者だったら、そんな事言えんのか?」という苦言が集まっていた。

「良純は決して容疑者を擁護していたわけではなく、逃げた容疑者の心理状態について話していただけ。しかし、容疑者の言動を批判する発言が一度もなかったことから、『擁護』と取られてしまったようです。逆に良純の発言に共感する声も多くあり、ネットからは『自分の都合が悪いことを無かったことにする人は、たくさんいる』『あったことを「なかった」と記憶修正しているんだと思う』という賛同も寄せられていました」(週刊誌記者)

果たして容疑者の心理は本当に良純の指摘した通りなのだろうか。

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