
大雪でJR西日本の多くの列車が駅間に立ち往生し乗客が長時間閉じ込められた問題を巡り、斉藤鉄夫国土交通相は21日の閣議後記者会見で、車内の環境が著しく悪化する恐れがある場合には希望者を車外に誘導するなど、対策の徹底を全国の事業者に求めたと明らかにした。
JR西は17日、国交省近畿運輸局に再発防止策を提出。これを受け、国交省は「10年に1度」といった普段と異なる予報の場合、対策本部の設置など事前の備えを十分にすることや、関係機関との協力態勢強化、訓練の実施を求める通達を各地の運輸局などに出した。
斉藤氏は会見で「輸送の安全確保と乗客の円滑な救出を指導していく」と述べた。