誰よりもかっこよくポップで常に新しく倫理的だった映画作家──『ジャン=リュック・ゴダールの革命』本日2月21日発売!

2月21日(火)、P-VINE/ele-king booksより『ジャン=リュック・ゴダールの革命』が刊行された。 『勝手にしやがれ』での鮮烈なデビュー以来、常に映画を革新してきた戦後最大の映画革命家、ジャン=リュック・ゴダールが2022年9月13日、91歳で自らの意志により生涯を閉じた。 ヌーヴェル・ヴァーグの旗手としての華々しい登場以来およそ60年にわたり、大きな存在感を示し続けたこの偉大な映画作家について、フィルモグラフィー紹介とコラム、対談記事でその全貌に迫る。

ジャン=リュック・ゴダールの革命

対談:浅田彰+菊地成孔

鼎談:阿部和重+佐々木敦+中原昌也

執筆:堀潤之、後藤護、真魚八重子、渡邉大輔、上條葉月、西田博至、児玉美月、山本貴光、細馬宏通

目次より

■Biography ジャン=リュック・ゴダールの映画的人生(堀潤之)

■対談 浅田彰+菊地成孔「こんなかっこいい人はいない」

■鼎談 阿部和重+佐々木敦+中原昌也「もっとも倫理的な映画作家」

■Filmography

勝「手」に盗め──帰ってきたカッパライ『勝手にしやがれ』(後藤護)

1960-1966 アンナ・カリーナ時台のゴダール(真魚八重子)

1967-1968 映像と音、映画とは何かの探究の時代(上條葉月)

1969-1972 「めざめよと、われらに呼ばわるオプティカルな声ら」──ジガ・ヴェルトフ集団時代(西田博至)

1973-1987 ミエヴィルとの共闘──〈ソニマージュ〉の設立と商業映画への帰還(児玉美月)

1988-1998 1990年代──『映画史』へと至る10年(山本貴光)

2001-2018 21世紀のゴダール(細馬宏通)

■Column

ヌーヴェル・ヴァーグとゴダール(渡邉大輔)

ヌーヴェル・ヴァーグ後のゴダールをめぐる人物たち(渡邉大輔)

ゴダールの〈仲間〉たち(上條葉月)

ゴダール監督作品リスト

プロフィール

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