養殖ワカメの初入札 生育順調で高い品質 宮城・気仙沼市

宮城県気仙沼市では、全国のトップを切って養殖ワカメの初入札が行われました。

初入札には、石巻市十三浜や気仙沼市大島など宮城県9つの浜で収穫し塩漬けにされた塩蔵ワカメ約70トンが出品され、買い付け業者が厚みや香りなどを見極めていきました。

買い付け業者「前の年よりものは良い。色も良いし伸びも良いのではないか」

今シーズンは種付けの時期の水温が高く、養殖ロープに定着しない芽落ちなどが心配されたものの生育は順調で、品質も例年並みに高いということです。

県漁協わかめ・こんぶ部会長及川文博さん「塩も高いし油も高いし少しでも良い値段で販売できればよい」

入札の結果、10キロ当たり平均9806円と、前の年より1500円ほど高い値段で取引されました。

コロナ禍で落ち込んだ外食や土産物の需要が回復傾向にあり、価格も例年並みに戻ったということです。

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