ユニフォームと胸スポンサー「伝説の黄金コンビ」10選

そのデザインが時にユニフォームの評価をも左右してしまう、胸のスポンサーロゴマーク。

サポーターにとっては愛するチームの活躍にロゴデザインが重なることもあり、単なる広告以上の象徴的な存在になることも決して珍しくない。

ここでは数多くのユニフォームと胸ロゴの名コンビから、伝説的とも言える10着を選んでみたのでご紹介しよう。

マンチェスターU

マンチェスター・ユナイテッド 1998-2000 Umbro ホーム

選手:デヴィッド・ベッカム

ユナイテッドの歴代胸スポンサーで一番人気は、おそらく日本企業「SHARP」だろう。見ればいつでも古き良き90年代に戻れるノスタルジックなロゴマークである。98-00モデルはジッパー仕様の胸元が特徴的で、ストライプのように配した袖のUmbroロゴが強い存在感を放つ。

リヴァプール

リヴァプール 2006-08 adidas ホーム

選手:フェルナンド・トーレス

1992年からクラブの胸スポンサーとなったデンマークのビールブランド「Carlsberg」。リヴァプールにこのロゴを付けた名作ユニは多いが、95-96シーズン以来となるadidasのサプライヤー“復帰”第1弾となった06-08モデルのキットデザインとの相性も抜群だった。

マルセイユ

マルセイユ 1999-2000 adidas ホーム

選手:ロベール・ピレス

マルセイユの胸スポンサーロゴと言うと日本企業「Panasonic」も外しがたいが、スウェーデンの通信機器大手「ERICSSON」のすっきりとしたロゴも、キットデザインとの素晴らしいコンビネーションで人気。契約期間は97年から2001年までと短めだったが、その間はクラブの“ユニ黄金時代”と重なる。

バイエルン

バイエルン・ミュンヘン 1998-2000 adidas アウェイ

選手:ビセンテ・リザラズ

現在では圧倒的にドイツテレコムのロゴマーク「T」が定着しているが、かつての「OPEL」ロゴも忘れがたい。このシーズンのアウェイは赤と白がほぼ半々の割合で、バイエルンでは比較的珍しいタイプのデザイン。「OPEL」ロゴとの調和も見事な一着だ。

ドルトムント

ボルシア・ドルトムント 2010-11 Kappa ホーム

選手:香川真司

ドルトムントと言うと1996-97シーズン当時の胸スポンサー「Die Continentale」も外したくないところだが、それ以上に2007年から2020年までのロゴ「Evonik」のほうが現在では最も印象的。10-11、11-12シーズンでのユニフォームとこのロゴマークは、香川真司(セレッソ大阪)が躍動しブンデスリーガ2連覇を成し遂げた記憶とともにある。

ミラン

ミラン 2002-03 adidas ホーム

選手:パオロ・マルディーニ

大企業OPEL社はいくつもの強豪クラブとユニフォームの胸スポンサー契約を結んできたが、最もこのロゴが印象的だったのはミランのユニフォームかもしれない。このロゴマークのキットで02-03のチャンピオンズリーグ優勝と、3度のリーグ制覇を成し遂げた。赤黒ストライプに「OPEL」ロゴは最高に格好よい。

ユヴェントス

ユヴェントス 2014-15 adidas ホーム

選手:クラウディオ・マルキジオ

「DANONE」や「SONY」などユヴェントスには人気のスポンサーロゴが多いが、2012年から現在も続く「Jeep」のシンプルなロゴマークも格好よい。14-15、15-16シーズンのクラシックなキットデザインとこのロゴは相性の良さが抜群で、過去の人気ユニに負けず劣らずの好デザインとなった。

ラツィオ

ラツィオ 1998-99 Puma ホーム

選手:クリスティアン・ヴィエリ

「CIRIO」は当時のセルジョ・クラニョッティ会長がオーナーだった食品企業。そして90年代のクラブ黄金期を象徴するスポンサーロゴである。このロゴを付けて国内外で幾つものタイトルを獲得。90年代の“世界最強リーグ・セリエA”時代を代表するロゴデザインだ。

インテル

インテル 1998-99 Nike ホーム

選手:ハビエル・サネッティ

インテルの象徴的なロゴマークであり、サッカーユニフォーム界を代表するといっても過言ではない「PIRELLI」のロゴマーク。1996年から2021年までシャツにロゴマークを掲出してきたが、契約終了のニュースはサポーターのみならず世界中のユニフォームファンをも悲しませた。黒青ストライプにこのロゴは最強クラスのコンビだった。

日テレ・ベレーザ

日テレ・東京ヴェルディベレーザ 2022 Athleta ホーム

かつてのヴェルディ川崎時代に胸スポンサーを務めた「Coca-Cola」が、2022年にベレーザのスポンサーとしてまさかのコンビ復活。緑のユニにあのロゴが帰ってきたと、一部のヴェルディサポーターやユニフォームファンの間で歓喜の声が上がった。

川崎時代のコーラユニも名作であるが、現在のスタイリッシュなデザインにこのロゴマークも最高の組み合わせである。

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個性的なロゴマークを付けたユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。胸スポンサーには多種多様なデザインがあり、ユニ好きなら見るだけでも楽しいぞ!

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