◆横浜DeNA5―11楽天
上々のデビュー戦だ。ドラ2吉野とドラ5橋本のルーキー右腕コンビが、対外試合初登板。そろって1回無失点で切り抜けた。
「ずっとそわそわして出番を待っていた感じ」という吉野が、まずは七回から4番手で登板。1死後、左前打を浴びたが、後続を140キロ前後の切れのある直球で打ち取った。
「コーチから『どういう雰囲気かを味わってこい』と送り出されて、しっかり味わえてよかった。変化球の精度と、ストレートの質やスピードをレベルアップしていきたい」と満足することなく、前を向いた。
八回の1イニングを任された橋本は先頭打者を四球で歩かせたものの、その後は落ち着きを見せた。最速は144キロをマークし、得意のフォークボールで空振り三振も奪取。三浦監督は「2人ともブルペンよりも緊張感があり、力みもあったが、その中でゼロに抑えた。いいスタートを切ったかな」と評価していた。