「星降る夜に」“謎の人物”の正体はムロツヨシ! 視聴者の考察合戦に「『すまん俺だ、俺ですまん』とも思いました」

テレビ朝日系連続ドラマ「星降る夜に」(火曜午後9:00)の本日2月21日放送・第6話で、主人公・雪宮鈴(吉高由里子)を付け回してきた謎の人物が、とうとう鈴の前に出現。視聴者の間で考察が加熱していたシークレットキャストが、ムロツヨシであることが判明した。

「星降る夜に」は、多くの恋愛ドラマを手掛けた名手・大石静氏が描く、海町を舞台にした大人のピュアラブストーリー。感情を忘れて孤独に生きる35歳の産婦人科医・鈴と、音のない世界で自由に生きる25歳の遺品整理士・柊一星(北村匠海)が星降る夜の出会いを機に、世の中のさまざまな既成概念を鮮やかに飛び越えながら、運命の恋を育んでいく姿を描く。また、45歳の心優しきポンコツ新人ドクター・佐々木深夜(ディーン・フジオカ)も登場し、ヒロインをはさんで25歳、35歳、45歳の“トライアングルラブ”にも注目が集まっている。

ついに思いが通じ合った鈴と一星。そんな中、鈴が働くマロニエ産婦人科医院のSNSに「雪宮鈴は人殺し」という中傷コメントが殺到する。なんとか気丈に振る舞う鈴だったが、その日以降、何かにおびえるようになってしまう。そんな姿を見て、一星も彼女を守ろうと誓う。

ムロは、2018年に大石氏が脚本を手掛けたドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」(TBS系)で、若年性アルツハイマー病に侵された妻への純愛を貫く小説家を演好演。そんなムロに大石氏が今回託したのは、強い夫婦愛ゆえに心が壊れてしまった男・伴宗一郎役だ。伴は5年前、妊娠した妻の命を救うことができなかった鈴を逆恨みし、医療裁判を起こすも鈴に過失はなく敗訴。しかし、裁判が終わって3年が経った今も、恨みを募らせ続けていた。

ムロは脚本の印象について、「大石さぁーん、そんなストーリーにしないでぇ、俺出さないでぇ、やめてあげてぇ、俺でなければすてきな美しい世界なのだからぁ」と嘆きつつも、「申し訳ねぇな、けどやり切らんとな」と奮起したこと明かす。

また、第3話では、顔はおろかキャストクレジットすら白塗りで隠されての初登場を果たし、握りこぶしを震わせながら鈴を尾行する姿を熱演。さらに、第4話では目元のアップが映し出され、さらに第5話で「人殺し!」と叫ぶ声で登場していたムロ。これを受けネット上では、「この声、ムロさんな気がする!」「ムロさん×大石さんの『大恋愛』タッグだったら激熱!」と、謎の人物=ムロと推察する人が急増していた。

この考察合戦に関しては、「声だけで『もしかして? ムロ?』と思ってくれた方がいたみたいで、うふっとも思えましたが、後に恨まれるだろうな、と。あるすてきな俳優さんのお名前を挙げている方もいたと聞いて、その方たちに『すまん俺だ、俺ですまん』とも思いました」と、自身もチェックを続けていたそう。

そして、「皆さん、お邪魔します。本当にお邪魔します。私を嫌い、恨み、憎んで、そしてほかの登場人物の方たちを思いっきり愛してくだされば、と思います」とメッセージを寄せた。

第7話では、マロニエ産婦人科医院で外来診療の準備をする鈴の前に、伴が姿を現した薄ら笑いを浮かべながら、罵詈雑言を投げかけ、にじり寄る。その恐ろしさに声も出せずに涙する鈴のもとへ、鈴の同僚・深夜が現れる。異様な空気を察した深夜が鈴をかばうと、伴は「また来ま~す」と不穏な宣告をして去っていく。

その夜、鈴が仕事を終えて病院を出ると、なぜかスーツ姿でキメた一星が現れる。鈴を迎えに来たという彼は「行きますか、姫」と手を差し伸べ、そのまま鈴をドレスアップさせ、高級レストランへと連れて行く。どこか背伸びをしながらも、一生懸命自分を守ってくれようとする彼を前に、鈴は、法廷で「人殺し」と叫ぶ伴の声が今も耳から離れないと、苦しい胸中をさらけ出す。すると一星は、とっさに鈴の耳をふさぎ、「そんな言葉、聞かなくていい」と手話で語りかける。

一方、深夜が鈴に恋愛感情を抱いているのではないかと感じていたマロニエの院長・麻呂川三平(光石研)や、一星が勤める「遺品整理のポラリス」の社長・北斗千明(水野美紀)は、深夜の本心を確かめようとする。

そんな中、マロニエの看護師・伊達麻里奈(中村里帆)が妊娠していることが発覚。だが、伊達はある事情から、彼氏に妊娠したとは伝えられないと思い悩んでおり…!? 不穏な出来事はさらに続き、伴が再びマロニエ産婦人科医院に乱入。鈴のことを人殺しだとわめき、自分は被害者なんだと絶叫。止めようとした深夜や看護師たちも突き飛ばし、院内で大暴れし始める。

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