経営破綻した暗号資産（仮想通貨）の交換所大手FTXトレーディングの日本法人FTXジャパンは21日、利用者から預かった資産の返還手続きを再開した。親会社の破綻に伴い、利用者の口座から出金できない状況が続いていた。
FTXジャパンは、出金依頼が集中することで「処理に時間がかかる可能性がある」としている。同社は日本の資金決済法などに基づき、自社と利用者の資産の分別管理が義務付けられており、親会社の破綻後、返還のためのシステム開発に取り組んでいた。
FTXトレーディングは、米連邦破産法11条（日本の民事再生法に相当）の適用を昨年11月に米裁判所に申請し、経営破綻した。
