山内日向汰で5年連続「川崎内定」!OB橘田健人が語る、桐蔭横浜大学ってこんなチーム

川崎フロンターレは21日、2024シーズンの新戦力として、桐蔭横浜大学MF山内日向汰の加入が内定したことを発表した。

山内は2001年5月30日生まれの21歳。大学2年次に関東大学1部リーグでアシスト王に輝くと、3年次の昨年は中心選手として活躍。桐蔭横浜大学初のビッグタイトルとなるインカレ優勝にも大きく貢献した。

技術に優れるだけでなく、決定力、さらには守備の強度も備えており、この世代の大学生では一、二を争うMFと評されている。

そんな山内で、桐蔭横浜大学から川崎フロンターレへの内定は5年連続となる。2020年加入したイサカ・ゼインに始まり、橘田健人、早坂勇希、そして今年も山田新が川崎入りしている(※早坂、山田、山内は川崎のアカデミー出身)。

Jリーグ屈指の強豪へ毎年選手を送り出している桐蔭横浜大学のサッカー部とは、いったいどんなチームなのか。

昨年、QolyがOBである橘田健人へ行ったインタビューの中でそのことを聞いていたので紹介したい。

――(前略)鹿児島の神村学園高校から神奈川の桐蔭横浜大学を進学した理由を改めて伺えますか?

最初は鹿屋体育大学へ行こうと思っていたんですけど、それがちょっと行けなかったので、どうせなら関東へ行きたいなと。

桐蔭横浜大学に1個上の先輩が行っていたので、その繋がりで練習参加をしたら受かって入ることができたという感じでした。

――大学ではどういうところを伸ばしたいと思っていました?

より個人の球際のところや、一つ一つの守備の部分といったところです。

高校まではそういうところにあまりこだわっていなかったんですけど、大学へ入ってからはやっぱり一つのプレーで失点まで繋がりますし、球際の部分は大学に入ってからよりこだわりながらプレーしていました。

――桐蔭横浜大学もちょうど橘田選手がいた頃から関東でもトップクラスのチームになっていったと思います。その辺りの理由はどう感じていますか?

1、2年生の頃は、一応1部にはいたんですけど一人一人の責任感だったり、負けるのが当たり前というか負けても「しゃあない」くらいの感じでやっていました。

そこの一人一人の自覚が、今はもう「勝たないといけない」と感じながらおそらくやっています。そういう気持ちの部分など、良い意味で“勝ち癖”が付いてきたのかなと感じます。

――桐蔭横浜大学のチームとしての強みはどんなところにありますか?

桐蔭横浜は個人個人の部分を大事にしています。一人一人の個の責任や技術の部分が磨かれる良い大学かなと思います。

――橘田選手が大学サッカーで感じたことや掴んだものは何でしたか?

関東に来て、改めてレベルの違いに正直驚いた部分もありました。

技術もそうですし、プレスのスピードや切り替えの速さといった部分は大学4年間でだいぶ成長させてもらったなと思っています。

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