ソニー、「FE 50mm F1.4 GM」発売。小型・軽量設計で実現した50mm標準単焦点レンズ[CP+2023]

ソニーは、35mmフルサイズ対応α Eマウントレンズの新商品として焦点距離50mmの標準単焦点レンズGマスター「FE 50mm F1.4 GM」を2023年4月21日に発売する。希望小売価格はオープン。市場想定価格は税込21万円前後。

FE 50mm F1.4 GMは72本目のソニーEマウントレンズで、フルサイズとしては49本目。その中でもソニーは50mm標準単焦点レンズを多数ラインナップしている。

FE 50mm F1.2 GMはソニーを代表するF1.2単焦点レンズであり、F1.2の大口径レンズながらコンパクト設計を実現しつつ、50mm単焦点レンズラインナップの中でも最も人気を誇る。Planar T

FE 50mm F1.4 ZAは、ツァイスの光学設計を特徴としている。

新製品のFE 50mm F1.4 GMは、FE 50mm F1.2 GMと比較して購入しやすい価格を実現。Gマスターの品質と小型軽量のバランスのとれたレンズで、エントリー層からプロまで幅広いユーザーに向けたGマスターであるという。

F1.4においても高解像と美しいボケ描写の両立を実現を特徴としている。色収差を抑制するED(特殊低分散)ガラスと画面中心から周辺まで高解像な描写を実現するXA(Extreme aspherical)レンズ2枚使用し、画面中心から周辺まで高解像の描写を実現。ナノARコーティングIIで、内面反射によるフレアやゴーストを大幅に抑制可能だという。

MTF曲線は、開放値1.4でPlanar T

FE 50mm F1.4 ZAと比較しても縦軸方向の上部に貼り付くような高い数値を実現。画面周辺まで高い解像感と描写を実現できるという。また、ピント面から滑らかなボケ表現が可能で、これはXAレンズ採用と11枚羽根の円形絞りが寄与しているという。

近接撮影能力は進化しており、AF時で0.41m、MF時で0.38m。最大撮影倍率はAF時0.16倍、MF時で0.18倍を実現している。代表的な標準50mm3本と外観を比較すると、FE 50mm F1.2 GMとPlanar T

FE 50mm F1.4 ZAは778gで、重量は約33%、体積は約15%の減少を実現している。

FE 50mm F1.4 GMは、F1.4に対応したGM単焦点レンズ「FE 24mm F1.4 GM」や「FE 35mm F1.4 GM」と共通のΦ67mmフィルターで、同様の使いこなしが可能だという。

高速XAリニアモーターを搭載し、スムーズでレスポンスの良いAF制御を実現。Planar T

FE 50mm F1.4 ZAと比較しても、AF精度は最大1.9倍に向上としている。

動画性能では、ボディの手ブレ補正アクティブモードにも対応。歩きながらの手持ち撮影でも安定した動画を撮影可能としている。α本体のブリージング補正機能にも対応しており、ブリージングが起こりづらいレンズとしている。

使用環境を選ばない操作性を実現しており、ソニー単焦点レンズとして初搭載のアイリスロックスイッチを搭載。ロックすると、絞りリングが[A]とF2.8~F22の設定の間で誤って移動するのを防げる。アイリスロックを解除すると、絞りリングを[A]とF2.8~F22の設定の間で回転が可能となる。

防塵防滴に配慮した設計で、屋外での過酷な撮影環境にも対応。レンズ前面にフッ素コーティングを使用しており、汚れがついてもすぐに落とせるという。

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