バイデン氏「ロシア勝利ない」 ウクライナ支援揺るがず

ポーランド首都ワルシャワで演説するバイデン米大統領=21日(ロイター=共同)

 【ワルシャワ共同】バイデン米大統領は21日、ロシアのウクライナ侵攻開始から24日で1年となるのに合わせポーランド首都ワルシャワで演説した。「欧米のウクライナ支援は揺るがず、北大西洋条約機構(NATO)が分断されることもない」と述べ、侵攻は「決してロシアの勝利にはならない」と断言した。

 NATOの最前線であるウクライナの隣国ポーランドで米欧の結束を誇示し、ロシアをけん制した。

 バイデン氏は「ウクライナは力強く、誇りと自信に満ち、自由を保っていた」と指摘。集団防衛を定めたNATOに対する米国の責務は「盤石だ」とし、来年に米国でNATO首脳会議を主催する考えも明らかにした。

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