まちのコインの仕組みを解説!利用者数NO1の鎌倉クルッポを例に、幸福度が爆上がりする利用法を紹介するよ!

「まちのコイン」はスマホアプリで使えるコミュニティ通貨で、現在12の地方自治体と9の民間事業者が活用しています。※2023年2月9日現在

面白法人カヤックが2020年2月から始まりました。まちのコインでは、地域の人たちが繋がったり、ひと・まち・地球にうれしい体験を得ることができます。

まちのコインが提唱する「お金では買えないしあわせがあふれるまちへ。」とは、一体どんなものなのか?幸福度が爆上がりする使い方やまちのコインの仕組みをリサーチしてみました!

かまにゃんまずは「まちのコイン」の仕組みから、カンタンに説明していくね♫## まちのコインの仕組み

まちのコインでできる3つの”うれしい体験”

「まちのコイン」を使うと、3つの嬉しい体験ができます。

1. つながりが生まれる 2. だれかの役にたつ 3. ちょっとお得な

まちのコインを使うことで、地域のことを知ったり、イベントに参加したり、人やまちと「つながりが生まれる」きっかけが体験できます。

そしてごみ拾いやエコバッグ持参など「だれかの役に立つ」体験も。環境やまちにとっていいことをするきっかけ作りになります。

そして「ちょっとお得な」な体験も。ちょっとしたおまけがもらえたり、余った野菜がもらえたり、お得な気分が味わえるのもまちのコインの魅力です。

かまにゃん新しい出会いやいいことするって楽しいよね♫### 「まちのコイン」は、スマホアプリで使えるコミュニティ通貨

「まちのコイン」ではリアルなお金は使わず、「まちのコイン」のアプリ内でコインや体験を管理しています。

まちのコインにはスポットとユーザーの2つの登場人物がいて、普段電子決済でお金を使うように「あげる・もらう」でまちのコインをやり取りしています。使うとなくなるので、スポットにチェックインしたり、もらう体験をして稼ぐ必要があります。

スポット

スポットとは、お店や団体など。まちのコインをあげる立場の人です。スポットに申請して承認されると、スポットに登録できます。スポットには、まちのコイン運営側から毎月地域の通貨が配布されます。

スポットはお店などにQRを置くとユーザーさんがチェックインできたり、体験を作ることでまちのコインをやり取りして、お店や活動を知ってもらうことができます。

ユーザー

まちのコインを使う人。チェックインしたり、体験することでまちのコインが貯まります。

かまにゃん普通のお金みたいに、あげる、もらうで仕組みはシンプルなんだね!### まちのコインを使うメリットやデメリットは?

まちのコインを使うメリットは上記で紹介したように

1. つながりが生まれる 2. だれかの役にたつ 3. ちょっとお得な体験

があり、使うほど幸福度が上がっていくイメージです。それと一応知っておきたいのがデメリット。自分がお金を出して使うわけではないのでデメリットは特にないのですがしいてあげるのであれば、

ユーザー:コインが80日過ぎると消えてしまう※鎌倉の場合。地域によって有効期限は異なります
スポット:体験を作るのがちょっと大変

という感じでしょうか。かまくらいふでも1年くらい運営していますが、辛くならないようにゆる〜く運営。そしてメリットをしっかりと考えて体験を作るようにしています♫

かまにゃんどうやってもらうか、あげるか、みんなで作れるから面白いね!早速、まちのコインを使ってみよう!## まちのコインの使い方とインストール方法

インストール方法

1. アプリをダウンロード 2. ユーザー登録 3. チェックイン 4. 利用開始

▶︎APP storeからダウンロード
▶︎Android storeからダウンロード

使い方

使い方は簡単!下のツールバーにある「体験」から、好きな体験を選んで始めるだけです。そのほかにもスタンプラリーや福引など、ゲーム感覚で楽しめるものもありますよ♫

かまにゃんでもお金が発生しないのに、どうやってカヤックは運営しているんだろう…?ちょっと聞いてみよう!## まちのコインのビジネスモデル

まちのコインのお金はどこから来るの?

まちのコインは、地方自治体や民間企業などまちのコインを運営したい団体がカヤックにお金を支払うことで、「まちのコイン」が利用できるようになります。

その費用は、自治体の場合は補助金などを活用しているケースもありますし、自治体の予算で導入しているところもあります。

民間企業の場合は、まちが活性化することで、その企業の事業にメリットがあるような会社(例えば、鉄道会社や不動産など)が導入しています。

まちのコインにかかる費用の内訳は、導入費(初期費用)・運営・サービス利用料など。導入時に300万円、利用料は毎月10万円と高額に感じますが、不具合が起こらないようにしたり、どうやったらまちのコインが盛り上がっていくかをカヤックがサポートしてくれます。

かまにゃん「まちのコイン」という仕組みを、自治体や民間企業が購入しているんだね!### 他の地域通貨との違いは?

地域通貨は実は昔から海外では導入されていて、日本でもキャッシュレス決済の普及と共に広がってきました。

地域通貨はまちのコインだけでなく、株式会社フィノバレーが運営するMoneyEasyを利用した岐阜県の「さるぼぼコイン」や、株式会社トラストバンクが運営するchiica(チーカ)を使った埼玉県深谷市の「negi(ネギー)」などいくつかの地域通貨の仕組みを提供している企業があります。

まちのコインとの大きな違いは、さるぼぼコインやnegiはお金をチャージして地域で流通させるものですが、まちのコインは“まちや人と関わりを持つ時に使ったりもらったりする”ものでリアルなお金は流通しません。

まちのコインは、まちのコインという地域通貨の中で色々な名前があるのも特徴的です。月に1回の全地域の運営が集まるミートアップも行なっており、別の地域との交流も深まる繋がりを生み出す”コミュニティ通貨”です。

かまにゃん“コミュニティ通貨”っておもしろい取り組みだね!じゃあどの地域がまちのコインを1番活用しているのか調べてみよう!### 1番利用されているまちのコインは”鎌倉のクルッポ”

ユーザー数、スポット数、コインの総流通数が多いのは、断トツで神奈川県鎌倉市です!鎌倉市といえばまちのコインの運営会社、面白法人カヤックの本拠地がありますので、まちのコイン関連のイベントがよく開催されています。

その他にも滋賀県の”ビワコ”は、ユーザー数は鎌倉市の半分ですが、総流通数は鎌倉市に迫る勢いがあります。他にもユーザー数が多くてもあまり流通していないまちもあり、それぞれのまちの特色も見えてきますね。

かまにゃんどのコインも名前やキャッチコピーが個性的!個人的に小田原の「おだちん」と大阪府八尾の「やおやお」がかわいくて好き♡

まちのコインのことをお勉強したところで、筆者もまちのコインを使って「嬉しい体験」をしてきました♫

まちのコインで”クルッポさんぽ”してきました♫

まずはスタンプラリーでクルッポ稼ぎ

今回のクルッポさんぽは、鎌倉駅近くの御成通りからスタート!

クルッポ初心者におすすめのスタンプラリー「御成通り散策コース」をやりつつ、色々なところにチェックインしてクルッポを稼ぎつつ、いろんな体験をして楽しみたいと思います。

まずは「鎌倉駅西口駅前広場の給水スポット」にチェックイン!50クルッポをゲット。そしてお水も給水。給水スポットを使うとペットボトルもいらなくなるし、無料でお水が貰えるのはありがたいですね。

お次は「まちの社員食堂」にチェックイン。ランチはもう終わってしまっていましたが、コーヒーブレイクでほっこりしてきました。

鎌倉観光協会にチェックイン。鎌倉の情報収集なら観光協会さん。旅行者の強い味方です!鎌倉観光協会は土日お休みなのでご注意を。

そしてカヤックの会議棟で開催されている「もったいないマーケット」。いらなくなった洋服や食器や本がクルッポと交換できます。

捨てるのももったいないなぁ〜と思ったものをここに持ってこれば、必要な人に使ってもらえる。この循環がなんだか嬉しくなりますね。

そして面白かったのがこれ!100クルッポで楽しめる対戦型のお相撲さんゲーム。

ゆるっとしたお相撲さんを場外に押し出すだけなんだけど、これが思うようにいかない!笑 負けるとやっぱり悔しい!連打しまくればできるので、普段ゲームしない人でも楽しめますよ♫

他にもストリートピアノやフラフープも!

そして「しげんポスト」にチェックイン。鎌倉市では家庭で出た詰め替え用洗剤パウチを資源にして3Dプリンターで別のものに生まれ変わらせる取り組みが行なわれています。

カヤック会議棟だけでクルッポはけっこう貯まりますし、色々なものとクルッポを交換できてお得な気分になれました。

4か所チェックインして御成通り散策コースをコンプリート!お散歩で500クルッポもゲットしました。楽しかった〜♫

クルッポを使って、嬉しい体験

稼いだクルッポを握りしめて、御成通りの「ORGANIC MOTHER LIFE」さんへ。オーガニックの化粧品やお風呂グッズ、食品などを販売しているお店です。

200クルッポでお肌の悩み診断をやって頂きました!目元の乾燥が気になるんです〜。と話すと、乾燥を防ぐ方法や生活習慣のアドバイスまで。明るく優しいお姉さんが、悩みを真剣に聞いてくれたのでスッキリ。

おすすめのケアまで教えてもらって大満足でした。20クルッポで日焼けケアの美容液サンプルまでちゃっかり頂いて終了〜。カラフルなドライフラワーもとっても素敵なお店でした。

締めは「CHABAKKA TEA PARKS」さんで利きドラフトティーを体験!毎日変わるスペシャルティーのフレーバーを当てます。

ドラフトティーは約30種類ある中から味や色や香りなど特徴を捉えて選びます。

こちらがスペシャルドラフトティー!ビールサーバーのようなものから自分でお茶を淹れるので、この体験にもワクワク♫

早速飲んでみると、、少しシュワシュワしていて新感覚で美味しい!色的にほうじ茶だけど、香りは、、うーん。あれ、意外と難しい。

途中で店員さんが来て、一度だけ答えがあっているか聞いてくれます。私の答えは不正解だったので、2番目に予想していたものを言ったけどそれも不正解。

ヒントをもらって、最後答えを伝えると不正解!!!!

悔しい〜!と思ったら2番目の伝えたものが正解でした。違うって言ったのに〜!イタズラ好きの店員さんにご注意くださいね(笑)

お金では買えないしあわせを感じる ”まちのコイン”

クルッポさんぽを実際にしてみて、新しい出会いがあったり、ちょっとお得な体験もできて。なんだか幸せな1日になりました。

普段おしゃべりすることがない店員さんとゆっくりお話できたり、冗談を言ったり。自然に会話が生まれるのがまちのコインの魅力ですね。

使えば使うほど素敵な体験ができるまちのコイン。皆さんもぜひ使ってみてくださいね。

かまにゃんまちのコインで地域の人たちと繋がったり、ひと・まち・地球にうれしい体験をしてワクワクしよう♫

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