統一地方選の事前運動取り締まり 岡山県警が本部設置

取締本部の看板を掲げる高馬刑事部長(右)と田代捜査2課長

 春の統一地方選を前に、岡山県警は22日、捜査2課に「統一地方選挙事前運動取締本部」(本部長・高馬義明刑事部長)を設置した。県警本部59人に県内22署の取り締まり班を加えた計1887人態勢で、買収や不正投票など選挙違反に目を光らせる。

 高馬刑事部長と田代友弘捜査2課長が、同課入り口に看板を取り付けた。21日現在の県内の違反警告は、規格外ポスターの掲示やSNS(交流サイト)での投票依頼文書の送付など17件。田代課長は「公正な選挙の実施に向け、厳正に取り締まりを行う」と話した。3月20日に檜垣重臣県警本部長をトップとする違反取締本部に格上げする。

 県内の統一地方選は、4月9日投票の県議選と岡山市議選、同23日投票の津山、玉野市、里庄町、新庄、西粟倉村の5市町村議選。

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