「はだしのゲン」平和教材削除について広島県被団協が広島市教委に説明求める

広島市の小学生向け平和教材から、漫画「はだしのゲン」の引用が削除されることについて、広島県被団協が広島市教育委員会に説明を求めました。

広島市教委は2月はじめ、小学3年生が対象のひろしま平和ノートについて、2023年度の改訂版では漫画「はだしのゲン」からの引用を削除し、被爆者の実体験に差し替えることを決めました。

広島県被団協は、「はだしのゲン」はヒロシマの象徴としたうえで、切り口を変えて残せなかったのか、作者・中沢啓治さんの遺族に了解を得たのかなど質問しました。

広島市教育委員会学校教育部 中谷智子指導担当部長

「現場で扱いやすいもの、決められた時間の中で狙いに到達しやすい教材という観点で選んでいる。こんな大きな話になるとは思っていなかった。」

広島県被団協 箕牧智之理事長

「被爆者も入れて、市の教育はどうだとやってほしいなと要望です。」

22日午後には、別の市民団体が質問状を出す予定です。

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