ICEがリリースした全16枚のシングルをコンプリートしたシングル・コレクション、4月19日にリリース決定!

今年、デビュー30周年を迎えるICEが、1993年7月21日にリリースした1stシングル「FUTURE」から2003年2月5日にリリースした16thシングル「C'est La Vie」までを収録したシングル・トラック集をリリースすることが決定した。 アルバムで世界観を表現することにウエイトを置いていたICEがシングルにセレクトした楽曲群は、とてもヴァラエティに富んでおり、ICEの魅力が満載のシングル・ベスト的な内容となっている。

1990年代に入り、音楽市況はCMやTV番組のタイアップブームが全盛で、空前のシングル時代を迎えていた。その真っ只中、ICEは1993年4月にアルバムデビューを果たし、3カ月後の同年7月に最初のシングル「FUTURE」をリリースした。最初のシングルから少し異質な登場であるが、実はICEのシングル1曲1曲には、何となくそれぞれの役割があった。それは例えば「未来との」「歴史との」「海外との」「コアとの」「マスとの」……距離を測るものだったり、新しいテクノロジーを取り入れてみたり、ICEのシングル曲は何かしらのポジティヴな実験の機会だった。そのシングル曲だけを並べた今回のアルバムは、とても新しいICEの印象をリスナーに残すだろう。 ファッションではZ世代を中心にY2Kブームが起きているが、ICEの『Complete Singles』は1990年代〜2000年代初期の時代の都会の感度を凝縮した楽曲が並ぶ、音楽のY2Kである。アルバムアーティスト ICEのシングル・ベスト、あの頃の渋谷が蘇るはずだ。

さらに、2022年12月にアナログ盤のみでリリースしたICE幻の未発表音源集『ICE Early Years[1990-1992]』が、ファンからの熱い要望に応えてCDとして同日(4月19日)にリリースすることも決定。 本作は、1993年のメジャーデビュー前に収録された幻の未公開音源集。当時のメインボーカルは宮内和之で、国岡真由美はコーラス、サブボーカルを担当。 今は亡き宮内和之の才気とカッティングが爆発する彼のソロ曲から、珍しい2人のデュエット曲、国岡真由美の貴重な洋楽カバーなどが収録され、ICEファンには垂涎ものの一枚である。デビュー前から終始一貫「グルーヴ」を追求し続けてきた2人の原点がここにある。30年以上前のトラックとは全く感じない普遍的なICEサウンドとグルーヴをたっぷりと堪能していただきたい。 「GROOVER」「NEXT IS YOU」「INTO MY BRAIN」のインストゥルメンタル・トラックを追加で収録した全10曲、高音質SHM-CD仕様。 封入ブックレットには、国岡真由美が当時を振り返ったスペシャル・インタビューを掲載している。 4月21日にShibuya WWWで開催される『ICE 30th Anniversary Live In Shibuya』のチケットは既にソールドアウトしており、日を追うごとにICEの30周年は、熱量を増している。これからも目が離せない状況が続いていくことになるだろう。

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