県議選新宮市選挙区に立候補へ 上田元市議、12年ぶり選挙戦

上田勝之氏

 元新宮市議の上田勝之氏(57)=新宮市下本町2丁目=は21日、和歌山県議選(3月31日告示、4月9日投開票)の新宮市選挙区(定数1)から無所属で立候補する考えを明らかにした。

 新宮市選挙区からは、自民現職の濱口太史氏(55)も立候補する予定で、12年ぶりに選挙戦となる見通しになった。

 新宮市緑ケ丘2丁目にある県東牟婁振興局での会見で、上田氏は「過去2回は無投票だった。市民の選択肢をつくるべきではないかという声を多く頂いた」と決断に至った経緯を説明。地域と県の橋渡し役を担いたいと語った。

 「高齢化が進む社会でもあり、安心して暮らせるまちづくりをずっと考えてきた」と述べ、地域医療や防災対策の充実に取り組みたいとの考えを示した。

 上田氏は合併前の旧市時代を含めて通算7期、市議を務めた。2021年10月の新宮市長選に立候補したが落選した。

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