
岸田文雄首相は22日の衆院予算委員会で、同性婚導入に関し「私自身、反対だとは一度も申し上げていない」と述べた。家族観に関わる問題だと指摘し、国民の意見や国会の議論を注視する必要があると重ねて訴えた。他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力(敵基地攻撃能力)を巡り、行使事例を提示する方向で調整を進めているとも明らかにした。
同性婚について「議論を否定しているというものでは全くない」と説明。関連する訴訟や、地方自治体におけるパートナーシップ制度の動向も考慮するとした。
反撃能力に関しては「図などを活用した分かりやすい説明は重要だ」と強調した。