2025年大阪万博に向けたイタリアの旅が始まりました-パビリオン入札事前情報の公告

大阪万博会場の全景

【ローマ2023年2月22日ANSA=共同通信JBN】2025年大阪・関西万博に向けたイタリアの旅は、イタリアパビリオンの設計施工入札の事前情報の公告により始まりました。

次回の万国博覧会は、2025年4月13日に日本の関西・大阪で、「Designing Future Society for Our Lives(いのち輝く未来社会のデザイン)」をテーマに開催されます。その目的は、世界の知識を集めて共有し、地球規模の課題を解決するのに資する場を創出することです。これまでに、イタリアを含む80カ国が2025年博覧会への参加を表明しており、イタリアのパビリオンは「Saving Life(いのちを救う)」区画に建てられ、面積3626平方メートルに展開する予定です。

声明によると、そのスローガンは「Art Regenerates Life(アートはいのちを再生する)」で、西側入口エリアの「グリーンワールド」の1等地にあたります。それは緑豊かなオープンスペースで、高さと面積の点でイタリアパビリオンに比肩する建築物はないでしょう。2025年大阪・関西万博イタリア参加委員会(Commission for the Italian Participation at Expo 2025 Osaka)の委託機関であるイタリア投資誘致・事業開発公社が提示し、State Attorneyの支援を受けてまとめられたイタリアパビリオン建設の入札手続きは、汚職防止機関ANACの承認後、3月末頃に公表される予定です。

参加委員会はANACとの監視協力プロトコルに署名しました。

入札募集では推定予算1600万ユーロの国際契約に関するもので、請負業者は委員会が起草したプロジェクトガイドラインに基づき、イタリアパビリオンの設計と建設を担当します。具体的には、展示のコンセプトと構造の作成と開発、「全体設計」(第1段階設計)と「最終設計」(第2段階、最終段階設計)の作成、ならびに建設と通常および臨時のメンテナンス、解体のオプションが契約に含まれます。契約は2023年6月末までに締結される予定です。

設計と建設の技術仕様には、博覧会主催者とBIE(博覧会国際事務局)が特定のガイドラインで定めた規定、および該当する現地法と規制が盛り込まれる予定です。

アジアのような地理的に重要な地域でイタリアの魅力を高める絶好の機会であるため、スキル、人材、文化を組み合わせるイタリアの能力が重要な要素になります。(ANSA)

ソース:General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka