a flood of circleの佐々木亮介「弱い自分をさらけ出した」ニューアルバムを語る

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東海ラジオ『bre:eze』(ブリーズ 月~金15:00~17:00 DJイレーネ)2月17日(金)の放送に、4人組ロックバンドa flood of circleの佐々木亮介がゲスト出演した。2月15日に12枚目のアルバム「花降る空に不滅の歌を」をリリース。全国ライブツアーは2月23日にスタートする。

新しいアルバムについて、まず、DJイレーネから「ロマンチックなタイトル」と言われ、佐々木は「自分がおじさん(36歳)になればなるほど、ロマンチスト指数が上がっている感じがする」と答えたが、イレーネは「もともとロマンチストだったことを思い出した。作品を通して、それを改めて確認した」と返した。

続いて、アルバムに込めて思いを訊かれ、佐々木は「自分をさらけ出したいという気持ちがあった。弱さとか、ショボさとか、全部書こうと思った。むき出しの自分を書くのがテーマだった。(10年以上続けてきて)やっとバンドが固まってきた実感があるから、自分の歌をメンバーたちが受け止めてくれる感じもある。今、すごくクオーリティの高い音楽とか、ウェブから登場するアーティストたちとか、みんなカッコいいが、俺は、自分しか売り物がない。自分に『君は本当に本気でやっているのか』と問いただした結果の作品」と、アルバムについて話した。

次にイレーネから「最近の音楽シーンの流れで言うと、10年以上かけて固めていくって、結構、じっくりなペース。でも、そういう音楽をかき鳴らしている人たちがいてもいいんじゃないと思う」と言われると、佐々木は「ここにしか自分はいない。開き直り、諦め、色々含めて(30代半ばの)自分の世代を思ったときに、10年やってきて、俺はこんなものかと思えば思うほど、理想が遠くにあることを意識するから、ロマンチスト度がさらに上がってしまう。その距離に永遠にもがいていている」とのこと。

さらに、イレーネが「歌詞を読みたいと思わせるのも魅力」と言うと「これまで何かを乗り越える曲をいっぱい書いてきたが、今回、乗り越えられない曲を書いた。だから、正直だと思う。自分の名前が入っている曲もある。それもおもしろいかなと思って。諦めとかも入っているが、基本的には、おもしろくて気持ちいいことをしたい。ないまぜの気持ちが入っている」と答えた。

今回のミュージックビデオは、佐々木自身が監督を務めた。佐々木は「自分を表現することなので、曲作りと変わらない。空を飛んでくるようなビデオにしたかった。すごく優秀なカメラマンに撮ってもらったが、めちゃくちゃブレていて、めちゃくちゃボケている。そこに、自分の強い部分と弱い部分が現れている気がする。これまで見たことないようなビデオ」と説明した。

また、アルバムジャケットデザインは、佐々木と親交のある画家・奈良美智によるもの。佐々木は「多くは説明せず、タイトルとデモを渡しただけだった。自分をさらけ出したアルバムだったので、歌入れは結構大変だった。録り終って、ジャケットデザインが送られてきたとき『ぴえん』だった」と、そのときの気持ちを表現した。

2月15日に12枚目のアルバム「花降る空に不滅の歌を」がリリースされ、全国ライブツアーは、2月23日にスタート。名古屋は3月3日CLUB UPSET 6月1日にCLUB QUATTROで開催。また、岐阜では3月30日にantsで開催される。3月4日には名古屋・近鉄パッセのタワーレコードでサイン会が行われる。

bre:eze

放送局:TOKAI RADIO

放送日時:毎週月曜~金曜 15時00分~16時00分

出演者:イレーネ

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